明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)は、バルセロナ復帰が噂されたものの、今夏残留に向かっているようだ。
イニエスタは昨年5月11日、ヴィッセル神戸との契約を2023年まで延長。ただ本人は今季開幕前に母国メディアのインタビューで「バルセロナは僕の家であり、あそこ以上に良いところはない。今はプレーのことをたくさん考えるのが好きだし、今の僕にとって一番魅力的なことだよ」とバルセロナ復帰の可能性に言及していた。
またスペイン紙『エル・ナシオナル』は今月24日、同選手の去就について「ヴィッセル神戸でのステージが終わりを告げた。イニエスタにとってここ数ヶ月は特に厳しい時間であり、日本での時間が終わったことを示している。そんな彼にはバルセロナ復帰のオファーがある」と報道。
「イニエスタは来日以来、アイドル的な存在だった。しかし彼は、コンディションの悪さから批判を免れることはない。38歳という年齢から、サッカー選手としてのステージは終わったと考える人も多い。状況を大きく変える必要があるのだ」
「イニエスタ本人が望めば、今後もサッカーと関わりを持ち続けることができる」と綴った上で、バルセロナが下部組織のコーチングスタッフというポストを用意した上でイニエスタのオファーを提示すると伝えた。
そんな中、イニエスタ本人は今月29日に自身のツイッターアカウントを更新。山登りをする自身の姿をアップした上で「神戸の山で特別なトレーニング」と投稿。スペインの移籍市場最終日の3日前の時点で日本国内に滞在していることから、今夏バルセロナ復帰の可能性は限りなく低いものとみられる。
また同選手のツイートには「自然か豊かで素晴らしいですね!」、「早くピッチで会いたい」、「神戸を愛してくれてうれしい」といったコメントが寄せられているほか、「今すぐバルサ復帰はないと信じてます」、「まだ日本にいてほしい」とヴィッセル神戸残留を願う声も上がっている。
なおイニエスタは、今月18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)1回戦・横浜F・マリノス戦でベンチ入りしたものの、出番なし。22日に行われた準々決勝・全北現代戦ではベンチ外となっていた。
また日本国内の一部メディアの報道によると、同選手はコンディション不良により1カ月以上の戦線離脱が濃厚とのこと。来月3日のJ1リーグ第28節・京都サンガ戦は欠場確実とみられている。
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