中国2部の広西宝韻足球倶楽部は19日、かつて鹿島アントラーズや浦和レッズでプレーしていたブラジル人FWファブリシオ(32)の獲得を公式発表している。
ファブリシオは昨年7月に浦和レッズを契約解除により退団して、ポルティモネンセと2024年6月までの3年契約を締結。しかし2021/22シーズンは足首の負傷により開幕から出遅れると、リーグ戦でわずか12試合の先発出場に。今年1月以降は湘南ベルマーレから復帰したブラジル人FWウェリントン・ジュニオール(29)とのポジション争いでおくれをとると、わずか1ゴールでシーズンを終えていた。
ポルトガル紙『ア・ボーラ』は先月上旬、とあるJリーグクラブがポルティモネンセに対してファブリシオ獲得の可能性について問い合わせを行ったほか、中国スーパーリーグ(中国1部)の浙江緑城や韓国国内クラブも関心を寄せていると報道。一方でポルトガル紙『O JOGO』は、Kリーグ1(韓国1部)のFCソウルが争奪戦をリードしていると伝えていた。
しかし『ア・ボーラ』は今月8日になって、広西宝韻がファブリシオの完全獲得でポルティモネンセと合意に達したと報道。広西宝韻は同選手と年俸40万ユーロ(約5500万円)による2023年12月までの1年半契約を結ぶとみられていたが、19日になって公式発表している。
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