ゴール&アシスト数でC・ロナウドに劣るも最適か
上図は、2021/22シーズンにおける、アルナウトビッチとユナイテッドのフォワード選手たちのスタッツ比較となる(データ英『Planet Football』)。
クリスティアーノ・ロナウドは、リーグ戦18ゴールと37歳とは思えない活躍を見せており、ユナイテッドで2桁ゴールを記録した唯一のストライカーである。しかし、ロナウドに続くストライカーがいないことも事実。万が一ロナウドが放出されることになれば、前述のブライトン戦のように攻撃の糸口を見出すことに苦心することになるだろう。
ロナウドにはやや劣るものの、2桁ゴールを挙げているアルナウトビッチの存在は頼りになるはずだ。両利きで決定力もありストロングヘッダーであるアルナウトビッチにウィンガー陣が適合することで、ユナイテッドのオフェンス問題はある程度解決に向かうと考える。従って、代役としては最適ではないだろうか。
C・ロナウドにはないアルナウトビッチの特性
上図に、もう少し深いデータをプロットした。アルナウトビッチはストライカーとしても申し分ないが、チャンスメイクにも長けたプレーヤーであるということがわかる。1試合あたり1.5回の決定機を供給できる点は、ロナウド(1.0回)を上回る魅力の1つだろう。
もしかするとエリック・テン・ハフ監督は、アヤックス時代(2017-2022)に指揮したセルビア代表FWドゥシャン・タディッチ(2018/19シーズン、リーグの得点王にしてアシスト王でチームは優勝、CLベスト4)のような役割も与えるのではないかと密かに期待している。
いずれにしてもアルナウトビッチは新生ユナイテッドのラストピースになる可能性があり、アルナウトビッチの加入はユナイテッド躍進の幕開けとなる可能性が高い。
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