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元徳島・渡井理己に影響も!ポルトガル1部ボアヴィスタに選手登録禁止処分

渡井理己 写真:Getty Images

 MF渡井理己(23)は今月中旬、明治安田生命J2リーグの徳島ヴォルティスからボアヴィスタへレンタル移籍している。しかしボアヴィスタが選手登録禁止処分を受けていることにより、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)開幕節・ポルティモネンセ戦の欠場が確定した。6日、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。

 渡井理己は徳島ヴォルティスの中心選手として活躍すると、先月13日にボアヴィスタへのレンタル移籍が正式決定。20日の練習試合・ボアヴィスタU19戦でデビューしてゴールをあげると、その後もプレシーズンマッチ2試合でピッチに立っていた。

 ボアヴィスタは今月7日にプリメイラリーガ開幕戦を控えているが、渡井理己ら新加入選手7名がメンバー外に。『ア・ボーラ』の報道によると、ボアヴィスタは昨年8月まで在籍していたフランス代表DFアディル・ラミ(36)に対して20万ユーロ(約2700万円)の負債を抱えているとのこと。これにより、国際サッカー連盟(FIFA)から新加入選手のリーグ登録禁止処分を受けているという。

 それでもボアヴィスタのアルマンド・テイシェイラ監督は、ポルティモネンセ戦の前日記者会見で「複数の選手を欠くことは、他の選手にとってチャンスだ。もちろん、フルメンバーで臨みたいが、このクラブでは誰がプレーしようが野心は同じだ。昨シーズン、誰かを欠いて後悔したことは一度もない」とコメントを残すなど、前を向いている。

 なおポルティモネンセには、日本代表GK中村航輔(27)が在籍している。ボアヴィスタ対ポルティモネンセでの日本人対決が先送りとなる中、渡井理己の今後が心配される。