シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表MF香川真司(33)は、今月24日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)2022/23シーズン開幕節・ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦でスタメン出場が濃厚とみられている。そんな香川真司に対する現地メディアからの期待度も高まっているようだ。
香川真司は今年1月10日にSTVVへ加入。2月中旬にリーグ戦でデビューすると、スーパーサブとして出場機会を確保。4月10日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)最終節・スタンダール戦では移籍後初アシストをマークしていた。
またSTVVは香川真司のデビュー以降、リーグ戦で6勝2分と無敗でシーズンを終了。クラブ幹部がピッチ内外で果たす同選手の役割を高く評価したこともあり、今夏残留に至っている。
そんな香川真司は先月上旬からSTVVのプレシーズントレーニングに参加。プレシーズンマッチほぼ全試合でプレーしており、攻撃陣の中心選手として結果を残し続けていた。
その中ベルギーメディア『VOETBAL MAGAZINE』は21日、「今季楽しみな選手」として香川真司やアンデルレヒト所属のイタリア人FWセバスティアーノ・エスポージト(20)、クラブ・ブルッヘ所属のスペイン人FWフェラン・ジュグラ(23)ら5名を列挙している。
また香川真司について「カガワは昨冬、鳴り物入りでSTVVに加入した。かつてマンチェスター・ユナイテッドやボルシア・ドルトムントでプレーしていたこの日本人は、STVVをより高いレベルに引き上げる必要があった」
「彼は残り少ないシーズンでその能力の断片を見せたが、何よりもコンディションが思わしくなくなった。先発出場は1度だけで、結局8試合にしか出場できなかった。しかし今シーズンは、変貌を遂げる可能性が高い。プレシーズンマッチではほぼ全試合に先発出場し、PKも決めている」と説明。今季の活躍を予想する理由に体調の良さを挙げている。
なお香川真司は昨季、中盤センターでプレー。しかしFW原大智(23)の退団や新加入選手の負傷離脱もあり、プレシーズンマッチでは日本代表FW林大地(25)と前線2トップを形成することが多かった。それだけに今季開幕からしばらくの間は、よりゴールに近いポジションでプレーする可能性が考えられる。
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