アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(25)は、今夏残留に傾いていると伝えられているが、現時点でも去就不透明であるようだ。12日、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』が報じた。
鎌田大地は2021/22シーズンもフランクフルトの主力選手として活躍。UEFAヨーロッパリーグ(EL)では準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦の追加点アシスト、準決勝1stレグ・ウェストハム・ユナイテッド戦の決勝ゴールなど、大舞台での勝負強さを発揮し、EL優勝に大きく貢献していた。
そんな鎌田大地とフランクフルトの契約は来年6月までとみられているが、現時点では契約延長を行っていない。またフランクフルトは先月21日、PSVアイントホーフェンから元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(30)を完全移籍により獲得。ゲッツェが鎌田大地の後釜になるとの見方が広まっていた。
さらにイギリスメディア『HITC』は、鎌田大地に対するトッテナム・ホットスパーやリーズ・ユナイテッドからの関心を報道。フランクフルトが1000万ユーロ(約14億円)程度と同選手の市場価値(2200万ユーロ:約31億円)よりも低い移籍金額で売却すると予想していた。
しかし、鎌田大地本人は先週からフランクフルトのプレシーズントレーニングに合流。今月9日の練習試合・LASKリンツ戦でプレーしている。
さらにフランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)はドイツメディアのインタビューに応じた際、契約延長にむけて選手サイドと連絡をとっていることを明かしていた。
その中『フランクフルター・ルントシャウ』は、「カマダはすべてを凌駕した。練習場にいる観客は驚き、ほとんど畏敬の念を抱いている。誰よりも優れており、ベンチを温めることはあり得ない」とLASKリンツ戦における鎌田大地のパフォーマンスを絶賛。
ただ一方で「ゲッツェがいるので、カマダがどうなるのか多くの人々が困惑している。アジア人が好きで歓迎されるイングランドに行くのかもしれない。ただ契約延長するか、またはもう1年とどまる可能性もある」とし、今夏退団の可能性が消滅していないことも強調した。
コメントランキング