柏レイソルのネルシーニョ監督は、明治安田生命J1リーグでの戦いぶりを回顧。タイトル獲得にむけて自信を深めているようだ。24日、ブラジルメディア『FUTEBOL INTERIOR』が伝えている。
柏レイソルは2021シーズンのJ1リーグで15位に終わると、シーズン終了後にブラジル人FWクリスティアーノ(35)らMF瀬川祐輔(28)ら複数の主力選手を放出。周囲では今季のリーグ戦で苦戦必至との見方が広がっていた。
しかし、今季は序盤から順調に勝ち点を積み重ねると、先月25日の第15節・北海道コンサドーレ札幌戦から公式戦5連勝。正守護神である韓国代表GKキム・スンギュ(31)の中東移籍がほぼ確実とみられる一方で、U21日本代表FW細谷真大(20)をはじめ若手選手が台頭。DF上島拓巳(25)やDF古賀太陽(23)らが主力選手として活躍する中、首位横浜F・マリノスから4ポイント差の4位につけている。
ネルシーニョ監督は母国メディアのインタビューで、柏レイソルの今季前半戦に対する評価を聞かれると「我々は日本の若手主体のチームに賭けており、それがうまくはまっている。前半戦では5試合、6試合、6試合と3つのサイクルに分けて臨んだ」と、細谷真大をはじめ若手選手の活躍を上位躍進の要因に挙げている。
また、J1リーグ優勝を狙える順位に付けていることに対して「毎試合、目標を見据えて選手(のコンディション)をチェックしてきたが、そのやり方がうまく機能してきた。ライバルは我々よりもはるかに大きな組織を持っているが、後半戦にも同じようなやり方で臨みたい。タイトルを意識できる状態であり、それが選手たちのモチベーションにもつながっている」とコメント。タイトル獲得への意欲を見せている。
なお、柏レイソルは今月25日に首位横浜F・マリノスとの直接対決に挑む。これまで柏レイソルに多くのタイトルをもたらしてきたネルシーニョ監督の手腕に注目が集まる。
コメントランキング