明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は、清水エスパルス元監督のミゲル・アンヘル・ロティーナを招へいする可能性が伝えられている。この報道に対して、ヴィッセル神戸所属のFW藤本憲明（32）が早速反応した。
ヴィッセル神戸は今季のJ1リーグ開幕から苦戦。先月15日開催のAFCチャンピオンズリーグ（ACL）プレーオフのメルボルン・ビクトリー戦では延長戦の末に勝利したものの、J1リーグでは開幕から3月の代表ウィーク前までに4分3敗と結果を残せていなかった。
これを受けて、ヴィッセル神戸は先月20日に三浦淳寛監督との契約解除、翌21日にリュイス・プラナグマ・ラモス暫定監督の就任を公式発表しているが、三浦淳寛氏が功労者であるだけに一部のヴィッセル神戸サポーターからは監督交代を疑問視する声が上がっている。
そんなヴィッセル神戸は今月2日開催のJ1リーグ第6節・京都サンガ戦でも1-3で敗戦。リュイス暫定監督就任後も浮上のきっかけをつかめていない。
その中、日本国内の一部メディアは6日朝、スペイン人のロティーナ氏がヴィッセル神戸監督就任に近づいていると報道。これに対して藤本憲明は報道内容を引用リツイートした上で「はにゃ」と何かを考えている人の顔を表す絵文字を交えながら投稿したのだ。
藤本憲明は2019年8月に大分トリニータからヴィッセル神戸へ完全移籍。ただ、ヴィッセル神戸ではし烈ポジション争いの中でレギュラーに定着できず、昨年8月に清水エスパルスへレンタル移籍により加入。清水エスパルスではおよそ3カ月間にわたりロティーナ氏の指導を受けていた。
なお、ロティーナ氏は今年2月にスペインメディア『El Confidencial』の取材に応じた際、「体も頭も休める必要があったんだ。ビルバオとログローニョ（での生活）を楽しむよ。友人や家族とね。UAEや日本からもオファーがあったけど、私はこの1年をスペインで過ごす必要があった。（日本サッカーについて）1部も2部も知っているので、必ず日本に戻るよ」とコメント。将来的なJリーグ復帰の可能性を示唆していたが、果たして昨年11月の清水エスパルス監督解任からわずか半年で現場復帰するのだろうか。
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