
明治安田生命J1リーグの浦和レッズはスイス・スーパーリーグ(スイス1部)のセルヴェットFCに所属する元U21オランダ代表FWアレックス・シャルク(29)の獲得を確実にしたと伝えられている。その中、スイス紙『Tribune de Genève』が22日、同選手の浦和移籍決定までの過程や今後の予定について報じた。
同選手はオランダのNACブレダやゴー・アヘッド・イーグルスに在籍した後、2015年10月からスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)のロス・カウンティに3シーズン在籍。2018年7月にロス・カウンティを契約満了により退団してセルヴェットFCに加入していた。そのセルヴェットFCでは1年目から絶対的ストライカーとして活躍してクラブの1部昇格に貢献。昨季はリーグ戦で10ゴールをあげていたが、今季はここまで27試合を終えて12試合の先発出場でわずか3ゴールにとどまっていた。
そのシャルクの去就についてオランダ紙『BN De Stem』は今月19日、浦和レッズと2年契約を結ぶことが確実になったと報道。セルヴェットFCの専門サイト『servettiens』は19日開催のスイス・スーパーリーグ第27節・シオン戦後の出来事として「スタンドにいたファンは、シャルクの別れのようなものを目撃していた。退団間近である彼はチームメイトから祝福されていた」と伝えていた。
その中、シャルク本人は『Tribune de Genève』のインタビューに対応。浦和レッズ移籍決定について「すべてがあっという間だったんだ。向こうに行ったら日本語の勉強に挑戦するつもりだよ」とコメント。今後の予定を聞かれると「今週の水曜日にはアムステルダムにむかってメディカルチェックを受ける。そして日本のビザを取らないといけないね。すべてがうまくいけば、今週末か遅くても来週の月曜日には日本へ向かうよ」と語っている。
また、シャルクとセルヴェットFCの契約期間は今年6月までであったとのこと。『Tribune de Genève』は「セルヴェットFCが契約終了3カ月前にシャルクを放出し、浦和レッズから移籍金を受け取る」と伝えている。
これまでデンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)をはじめ、欧州方面から外国籍選手を獲得してきた浦和レッズ。今冬加入の元スウェーデン代表MFダヴィド・モーベルグ(27)も早速結果を残しているだけに、シャルクの活躍も期待される。
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