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鹿島・上田綺世が大迫勇也の代役!?海外メディア注目「今季J1で最も…」

上田綺世 写真:Getty Images

 日本代表はヴィッセル神戸所属FW大迫勇也(31)とセルティック所属FW前田大然(24)ら複数選手をコンディション不良により欠いている。その中、ブラジルメディア『グローボ』が21日、今月24日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選オーストラリア戦における注目選手を紹介した。

 日本代表はカタールW杯アジア最終予選の開幕戦でオマーン相手に0-1と敗れるなど序盤は苦戦を強いられたが、昨年10月に行われたオーストラリア戦での劇的勝利を皮切りに5連勝。先月1日開催のサウジアラビア戦で2-0と勝利して首位サウジアラビアとの勝ち点差を「1」に縮めており、オーストラリア戦勝利でカタールW杯進出が決まる。

 日本サッカー協会(JFA)は16日、カタールW杯アジア最終予選2試合にむけた日本代表メンバーを発表。セルティック所属のFW古橋亨梧(27)やアーセナル所属のDF冨安健洋(23)が負傷のため招集外となっていた。

 また、メンバー発表後には大迫勇也と前田大然、それに浦和レッズ所属のDF酒井宏樹(31)がコンディション不良により代表不参加に。STVV所属のFW林大地(24)や名古屋グランパス所属のDF中谷進之介(25)を追加招集したとはいえ、攻撃陣に不安を抱える形でシドニーでの大一番に臨むこととなっている。

 ただ『グローボ』は「上田綺世が日本代表攻撃陣のホープになる」という見出しのもと、今回の日本代表において鹿島アントラーズに所属するFW上田綺世(23)の活躍を予想。日本代表の前線で古橋亨梧、大迫勇也、前田大然の3選手が不在であることに触れた上で「ストライカーの選択肢は3つもなく、ウエダにビッグチャンスが訪れるかもしれない。彼は今季ここまでJ1リーグでのシュート本数(21本)が最も多い。それに19日の湘南ベルマーレ戦では、日本代表にとって重要な武器になり得る理由を示すゴールも決めている」と予想理由を述べている。

 上田綺世は昨年開催の東京五輪男子サッカー競技で全6試合に出場。ただA代表ではコパ・アメリカ2019をはじめここまでわずか6試合の出場にとどまっている。鹿島アントラーズの絶対的ストライカーである同選手がおよそ2年3カ月ぶりとなるA代表招集で、本来のパフォーマンスを発揮するか注目が集まる。