
かつて明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌に在籍していた日本代表FW鈴木武蔵(28)は、現在KベールスホットVAでプレーしている。そのKベールスホットVAの会長が同選手の契約内容や去就について言及した。14ひ、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
鈴木武蔵は2020年8月に北海道コンサドーレ札幌からジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKベールスホットVAへ完全移籍。海外挑戦1年目の昨季はリーグ戦34試合中22試合でスタメンに抜てきされ、6ゴール1アシストをマークしていた。しかし今季はここまでリーグ戦31試合中11試合の先発出場でノーゴール。シーズン序盤から最下位に低迷するクラブの調子と同じく結果を残せていない。
その中、KベールスホットVAは今月13日にKAAゲントと対戦。この試合で鈴木武蔵は2点ビハインドで迎えた67分からピッチに立ったもののゴールは奪えず、チームも0-2で敗戦。KベールスホットVAはレギュラーシーズン残り3試合の時点で入れ替え戦圏内の17位セラン・ユナイテッドとの勝ち点差が10まで広がったことにより、2部降格が確定している。
鈴木武蔵とKベールスホットVAの契約内容についてはベルギーメディア『GVA』が先月1日、「2部降格時に契約解除が可能になる」という条項が盛り込まれていると報じていた。
その中、KベールスホットVAの会長は同選手の今後について「(2部降格時の契約解除に関する)オプションを行使するかどうかは選手次第だ。ただ、今彼に支払っている年俸額だと2部のクラブとしては適切ではない」とコメント。選手サイドが残留を選択した場合、高額年俸を支払うことが問題になることを明かしている。
また、『VOETBAL』はKベールスホットVA所属の10選手が契約満了により退団すると予想。そして鈴木武蔵の他にも3選手が2部降格による契約解除オプションの行使によりクラブを離れるという見方を示している。
なお『GVA』の報道によると、今冬の移籍市場最終日の1月31日にベルギー1部のKVメヘレンが鈴木武蔵の獲得に動いていたことが明らかになっている。果たして今夏の移籍ウィンドウで同選手にベルギー国内他クラブからオファーが届くことはあるのだろうか。
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