明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていたブラジル人DFチアゴ・マルチンス(26)は、メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティ移籍がほぼ確実となっている。その中、MLSの情報を専門に扱うブラジルメディア『TERRITORIO MLS』は3日、同選手に関する取引内容について報じた。
チアゴ・マルチンスは横浜F・マリノスの主力センターバックとして活躍すると、昨年12月28日に2022シーズンの契約更新が正式決定。母国ブラジルで休暇を過ごした後、チームへ再度合流。先月17日からの宮崎キャンプでチームメイトとともに汗を流していた。
しかし、横浜F・マリノスは今月2日、チアゴ・マルチンスが海外移籍を前提としてチームから離脱したと公式発表。『TERRITORIO MLS』や日本国内の一部メディアが伝えたところによると、ニューヨーク・シティが移籍金450万ドル(約5億2000万円)でオファーを提示し、横浜F・マリノスがこれを受け入れたとのこと。また、同選手の移籍が正式決定した場合、横浜F・マリノスにとってクラブ史上最高額での売却になるという。
その中、『TERRITORIO MLS』は横浜F・マリノスがカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のパルメイラスからチアゴ・マルチンスを獲得した際、総額で800万レアル(約1億7000万円)を支払っていたと報道。横浜F・マリノスは2018年8月におよそ1年半の期限付き移籍により同選手を迎え入れていたが、2019シーズン終了後に完全移籍での獲得に踏み切っていた。
なお、横浜F・マリノスはチアゴ・マルチンスの後釜としてサガン鳥栖からブラジル人DFエドゥアルド(28)を獲得している。エドゥアルドは2021シーズン終了後にガンバ大阪への移籍間近となっていたが、一転してサガン鳥栖との契約を更新。エドゥアルドをはじめ複数選手のエージェント業務を手掛ける『Kuniy & W Sports』によると、サガン鳥栖とは新たに2024シーズン終了後までの3年契約を結んでいたため、横浜F・マリノスはエドゥアルド獲得で相応の移籍金を支払ったと予想される。
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