ポルティモネンセに所属する日本代表GK中村航輔(26)は30日、プリメイラリーガ第20節・トンデラ戦で今季リーグ戦初出場を果たしたが、その背景には苦しいチーム事情があったようだ。30日、ポルトガル紙『レコルド』が伝えている。
中村航輔は昨年1月にポルティモネンセへ加入したものの、昨季は公式戦での出場がなかったほか、3月以降は全試合でメンバー外となっていた。そして今季もリーグ戦19試合中6試合でベンチ入りしたものの出番はなく、トップチームでの出場は昨年11月19日開催のタッサ・デ・ポルトガル(ポルトガル国内カップ戦)4回戦・FCペナフィエルのみとなっていた。
その中、トンデラ戦を前にチーム内でクラスターが発生。正守護神のブラジル人GKサムエル(27)や中村航輔とバックアッパー1番手を争うGKリカルド・フェレイラ(31)ら7選手がメンバー外となる緊急事態に陥る。さらにGKパヤム・ニアズマンド(26)は、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選に臨むイラン代表に帯同しているため、ポルティモネンセから一時離脱。トンデラ戦で起用可能なゴールキーパーは中村航輔ただ一人だった。
なお、この一戦では好調を維持する日本代表MF中島翔哉(27)も先発出場。ポルティモネンセは34分にブラジル人MFイバン・アングロ(22)のゴールで先制したものの、59分に守備陣で退場者を出したことにより劣勢に。80分以降に2ゴールを許し逆転負けを喫している。
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