
明治安田生命J1リーグの浦和レッズを退団したオーストラリア代表DFトーマス・デン(24)は、来季もJリーグでプレーすることを望んでいるようだ。21日、オーストラリアメディア『FTBL』が伝えている。
同選手は昨年1月末にメルボルン・ビクトリーから浦和レッズへ完全移籍により加入。昨季はJ1リーグで19試合に出場したものの、シーズン終盤に負傷。そして今季もコンディションが整わなかったこともあり、リーグ戦で2試合、YBCルヴァンカップで3試合の出場にとどまると、先月24日に今季限りでの退団が公式発表されている。
そんなトーマス・デンは『FTBL』の取材で浦和レッズ退団の経緯を聞かれると「クラブから怪我のせいで再契約しないと言われたときは、少しがっかりしたね。自分の身は自分で守らないといけないと痛感したよ。(クラブに関わる全員が)僕のことを一番に考えてくれるとは限らない」
「僕はクラブのために体を張ったけど、彼らが僕の面倒を見るとき、基本的に顔面を突き飛ばされたんだ。おかげで僕はさらに賢くなり、人のことをより信用しなくなった。忠誠心が必ずしも報われるとは限らないということも分かったしね」と浦和レッズに対する不満を語っている。
また、同選手はフィジカル面で問題を抱えている時に安静して徐々に回復させることが最も効果的な治療法であると考えていたことを明かすと、クラブのドクターの対応について「ドクターには、ずっと前からトレーニングや試合はしないほうがいいと言ってきた。だが、彼は聞く耳を持たず、代わりに鎮痛剤を出してきたんだ」
「結局そのままプレーは続けたけど、(コンディションは)悪くなるばかりだった。だから、クラブにはもう鎮痛剤は飲まない、体を治す必要があると伝えたのさ。今はそれができて、来年へのモチベーションになっているよ」とコメント。コンディション回復へのアプローチでクラブとの間に問題を抱えていたことを明かした。
U24オーストラリア代表のキャプテンとして、東京五輪男子サッカー競技の舞台に立っていたトーマス・デンだが、浦和レッズでは自分の思うような時間を過ごせなかったようだ。
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