ラ・リーガ レアル・マドリード

ドイツ代表監督レーブ、レアル行きの噂を否定「どのクラブともコンタクトをとっていない」

ヨアヒム・レーブ 写真提供:Gettyimages

 ドイツ代表監督をEURO2020終了後に退任することが決まっているヨアヒム・レーブは、ジネディーヌ・ジダンの後任候補としてレアル・マドリードの指揮官に就任する可能性を否定しているようだ。29日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 レーブは2006年にユルゲン・クリンスマンの後任としてドイツ代表監督に就任。2014年にはFIFAワールドカップ・ブラジル大会で優勝を果たしていたが、2018年のロシアW杯ではグループリーグ最下位での敗退を受けて周囲から批判を受けると、UEFAネーションズリーグでも決勝ラウンド進出を逃していた。また、同監督はドイツサッカー連盟(DFB)との契約期間を2022年のカタールW杯終了後まで残していたが、本人からの申し出により今年6月に開催予定のEURO2020を最後に退任することが決まっている。

 一方、レアル・マドリードは今季、UEFAチャンピオンズリーグで決勝進出を逃したほか、リーグ戦でも逆転優勝を果たせずシーズンを終了。ジダン監督とは来年6月まで契約期間を残していたが、本人の意向もあり今夏での退任が公式発表されていた。

 ジダンの後任候補には、マッシミリアーノ・アッレグリ氏の名前があがっていたものの、3シーズンぶりとなるユベントス指揮官への復帰が決定。また、インテルとの契約解除によりフリーとなったアントニオ・コンテ氏にコンタクトをとってという噂が駆け巡る中、現ドイツ代表監督も候補のひとりとみられていた。

 しかし、レーブ監督は「どのクラブともコンタクトをとっていない。この夏にクラブの監督に就任しないということは、僕の中で明確なものとなっている。この考えが変わることはない」と自身の将来について明かしている。