
ボルシア・ドルトムントに所属するノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドの去就について、父親のアルフ・インゲ・ホランド氏が将来的な移籍の可能性を除外しないコメントを残しているようだ。13日、イタリア紙『トゥットスポルト』がこれを伝えている。
同選手はかねてから欧州のビッグクラブから熱視線を浴びる中、昨冬にオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクからドルトムントに移籍。今季はここまでリーグ戦で8試合に出場しすでに10ゴールを挙げている。またUEFAチャンピオンズリーグでも4試合で先発出場を果たし6得点をマーク。チームをグループステージ首位通過へと導いている。
今季も鮮烈なパフォーマンスを披露し周囲から注目される中、11月21日にはイタリア紙『トゥットスポルト』の主催であり、21歳以下のフットボーラーを対象とした『ゴールデンボーイ』を受賞した。
これについてホランドの父親は「息子はノルウェー人として、そしてスカンディナビア地域の人として初めてこの名誉ある賞を勝ち取った。彼のことをとても誇りに感じているよ」とコメント。
そして息子の今後についてたずねられると「彼はドルトムントでとても幸せだが、挑戦することを大いに好んでいる。それにフットボールの世界では将来何が起こるのか分からない。様子を見よう」と具体的な明言を避けつつ、ドルトムントでの現状に満足していることを明かした。
なおホランドを巡っては、マンチェスター・ユナイテッド、ユベントス、レアル・マドリードなど複数のメガクラブが水面下で争奪戦を繰り広げているものとみられるが、代理人を務めるミノ・ライオラ氏とドルトムントが少なくとも2022年まで残留することで合意しているという報道も駆け巡っている。
現在は負傷離脱中のホランドだが、今後もこの20歳の点取り屋に対する関心は絶えないだろう。
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