キーパス
デンベレもグリーズマンも、純粋なストライカーといった選手ではない。ゴールに直結するような決定的なサポートを行うことも求められる。キーパスもそういった指標の1つになるだろう。アシスト数は得点者の技術にも左右されるが、キーパスであれば純粋なシュート機会の提供回数を知ることができる。
昨シーズンのデンベレはリーグ戦1試合平均で1.6回のキーパスを記録している。CLでは1.9回だ。十分評価できる数字と言えるだろう。クロスを上げることが多いことも影響しているはずだ。
対するグリーズマンは1試合平均約0.9回と1を下回る数字となった。依然として、チームにフィットしきれていないともいえるだろう。
タッチ数
グリーズマンがチームメイトとマッチしきれていないことを示すもう1つの数字がタッチ数だ。
デンベレは昨シーズンにリーグ戦で2090タッチ、CLで1656タッチを記録している。1試合平均(90分)で71.3回ボールに触れていることになる。
対するここまでのグリーズマンはリーグ戦で1137タッチ、CLで652タッチとなっている。1試合平均で51.62回ボールに触れている計算だ。
ちなみに、6日に行われたCLグループステージ第4節のスラビア・プラハ戦にフル出場を果たしたグリーズマンだが、シュートやチャンスメイク、パス、クロス、ドリブルなど、どの数字を見ても、同選手がトップ3に入ることはなかった。また、65分にベンチに下がったデンベレはチャンスメイク、クロス、ドリブルでトップ3に入っている。
コメントランキング