信頼感のあるストライカー
これまでのアトレティコは2トップをグリーズマンとほかの誰かという形が多かった。しかし、その軸となったグリーズマン退団により、得点もアシストも大幅に減ることになるだろう。
アトレティコが抱えるストライカーはアルバロ・モラタ、ジエゴ・コスタ、二コラ・カリニッチの3選手。ディエゴ・シメオネ監督はモラタに信頼を寄せているが、彼のできることは限られている。
獲得の候補としてはパリ・サンジェルマンのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが挙げられている。得点力があり、グリーズマンのように1列低いポジションでも冷静にプレーができる。なによりもチームへの献身性はシメオネ監督の哲学にもマッチするだろう。
主力流出のCB
最終ラインからはリュカだけでなく、大黒柱のディエゴ・ゴディンもいなくなった。ステファン・サビッチとホセ・マリア・ヒメネスの2人だけが、経験と実力を併せ持ったCBだ。
ポルトからブラジル代表DFフィリペの獲得を発表したアトレティコだが、これはゴディンの穴を埋めるための補強とされている。理想を言えば、もう1枚CBを獲得したいところだろう。
候補は契約解除金を支払い、獲得に動くとされているエスパニョールのスペイン代表DFマリオ・エルモソ。リュカ同様にサイドバックをこなすこともできるため、1人で複数の問題を解決できる可能性がある。
得点力のあるウィンガー
アトレティコはウィンガーに恵まれているとは言い難い。コケはほとんどセントラルのように振る舞い、ビトーロ、トマ・レマル、アンヘル・コレアの3人が生み出したゴールはわずかに9つだ。
得点力のあるウィンガーの放出に前向きなクラブなど存在しない。ただ、せざるを得ないクラブならある。ミランだ。フィナンシャル・フェア・プレーの問題により、主力選手の放出を余儀なくされている。
ミランのスペイン代表FWスソは、アトレティコにとって前向きな補強候補だ。スペイン人なので言語面の問題はなく、ミランではゴール、アシストを挙げるための能力があることを証明した。
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