UEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンデル・チェフェリン会長がヨーロッパリーグ(EL)決勝についてコメントを残した。15日、英メディア『スカイ・スポーツ』が報じている。
チェルシーとアーセナルのイングランド勢同士で行われたEL決勝。多くの話題を呼んだが、その中にはネガティブなものもあり、その1つが開催地となったアゼルバイジャンのバクーだ。
バクーでの開催により問題視されたのが、渡航の難しさだ。ロンドンからの移動距離は往復で約9000キロ。航空券確保の難易度も高く、開催地に関しては疑問の声が多かった。入場者数も6万8700枚のチケットに対して5万1370人と1万人以上下回っている。
チェフェリン会長はバクー開催に否定的な意見が多かったことについて、以下のように語っている。
アレクサンデル・チェフェリン
「なぜバクーに決めたのかと尋ねられれば、人々が、ホモ・サピエンスがそこに住んでいるからと答えるでしょう。
アゼルバイジャンの2チームがロンドンでプレーしていれば、誰も文句を言うことはなかったでしょう。彼らは何の問題もなくプレーするはずです。
1年半前にバクーの現代的な7万人収容のスタジアムで試合を行うことを決めました。イングランドにこれよりも大きいスタジアムは1つしかないはずです。
時差の問題があり、午後11時に試合を見る必要がありましたが、彼らが文句を言うことはありませんでした。
私たちはイングランドやドイツだけでなく、どのような地域でもサッカーを発展させなければいけません。
マドリード(CL決勝開催地)では6万2000枚のチケットが売り出されましたが、98万枚の需要がありました。ウェンブリーで開催していれば、3万人多く観戦できました。
おそらく、トップレベルのイベントはトップレベルの会場で行われるべきでしょう。ただ、ELやその他のイベントはサッカーを愛するほかの人たちとも共有されるべきなのです」
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