欧州では5月末になり各リーグでは閉幕を迎えている。そこで今回は欧州にて国内2冠(リーグ戦、カップ戦)を達成したクラブを紹介する。
1、マンチェスター・シティ
・所属リーグ(国):プレミアリーグ(イングランド)
・監督:ジョゼップ・グアルディオラ
・獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ
ジョゼップ・グアルディオラ体制3シーズン目となった今季はプレミアリーグでリバプールと最終節まで熾烈な優勝争いを繰り広げた後、わずか1ポイント差でのこの争いを制している。ただチャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝・トッテナム・ホットスパー戦の2ndレグで壮絶な打ち合いの末勝利したもののアウェイゴール差で敗退となっている。
2、バイエルン・ミュンヘン
・所属リーグ(国):ブンデスリーガ(ドイツ)
・監督:ニコ・コバチ
・獲得タイトル:ブンデスリーガ、DFBポカール
昨夏にクラブOBであるニコ・コバチを新たに迎えて臨んだ今シーズンは、序盤の出遅れが響きボルシア・ドルトムントに先を行かれる展開となったが、徐々に巻き返しを図ると4月のデア・クラシカーでドルトムント相手に5得点の快勝劇を飾り、そのまま首位を奪還。その後は最終節まで首位を維持し、見事ブンデスリーガ7連覇を果たしている。
3、アヤックス
・所属リーグ(国):エールディビジ(オランダ)
・監督:エリック・テン・ハーグ
・獲得タイトル:エールディビジ、KNVBベーカー
オランダ代表DFマタイス・デ・リフトやMFフレンキー・デ・ヨングなど多くの若きタレントを抱えているアヤックスはチャンピオンズリーグ(CL)では予選からの参戦であったものの、グループステージでバイエルン・ミュンヘン相手に互角の戦いを演じると、ノックアウトステージではレアル・マドリードとユベントスを退けたことにより、周囲に驚きをもたらしていた。
4、ガラタサライ
・所属リーグ(国):スュペル・リグ(トルコ)
・監督:ファティ・テリム
・獲得タイトル:スュペル・リグ、テュルキエ・クパス
日本代表DF長友佑都を擁するガラタサライは、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージでの敗退を余儀なくされた。またリーグ戦でも昨年12月に4試合連続未勝利により一時来季欧州カップ戦出場圏外の7位まで転落したものの、巻き返しに成功。終盤のベシクタシュとのダービーマッチで勝利して首位に浮上するとそのまま優勝を飾っている。
5、レッドブル・ザルツブルク
・所属リーグ(国):オーストリア・ブンデスリーガ(オーストリア)
・監督:マルコ・ローズ
・獲得タイトル:オーストリア・ブンデスリーガ、オーストリア・カップ
FW南野拓実を擁し、オーストリア国内屈指の強豪であるレッドブル・ザルツブルクは、ヨーロッパリーグ(EL)でグループステージを6戦全勝で突破したものの、ベスト16でカルロ・アンチェロッティ率いるナポリを前に敗退に追い込まれた。ただ国内では開幕節から首位を維持するとシーズン通してわずか2敗と堅実な戦いにより通算13度目のリーグ制覇を果たしている。
6、シャフタール・ドネツク
・所属リーグ(国):ウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ)
・監督:パウロ・フォンセカ
・獲得タイトル:ウクライナ・プレミアリーグ、ウクライナ・カップ
かつてポルトガルの強豪を率いた経験を持つパウロ・フォンセカのもと2016/17シーズンから再び王者としての地位を取り戻しているシャフタール・ドネツクっは、チャンピオンズリーグ(CL)ではマンチェスター・シティやホッフェンハイムを前にグループステージ敗退となった。しかしリーグ戦では総当たり戦をわずか1敗で終えると、上位6クラブによるチャンピオンシップラウンドでは最大のライバルであるディナモ・キエフとは2戦ドローだったものの、無敗を維持し優勝を決めている。
7、PAOKテッサロニキ
・所属リーグ(国):ギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ)
・監督:ラズバン・ルチェスク
・獲得タイトル:ギリシャ・スーパーリーグ、ギリシャ・カップ
ギリシャ・スーパーリーグではオリンピアコス、AEKアテネ、パナシナイコスが3強としてこれまで数多くのタイトルを独占する状態にあったが、今季はPAOKが1984/85シーズン以来となる快挙を成し遂げている。PAOKはリーグ戦30試合で26勝4分と無敗での優勝を飾ったほか、カップ戦では決勝でAEKアテネと接戦の末1-0で勝利を収めている。
8、セルティック
・所属リーグ(国):スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド)
・監督:ニール・レノン(暫定)
・獲得タイトル:スコティッシュ・プレミアシップ、スコティッシュカップ
スコティッシュ・プレミアシップにおいて1強状態をこれまで堅持してきたセルティックは、今季は昨季までと比べて序盤に2敗を喫するなど第11節まで首位に浮上することができない苦しい展開となっていたものの、以降は首位を守りぬいている。
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