バイエルン・ミュンヘンでの2年間のレンタル期間を終えようとしているハメス・ロドリゲス。しかし、バイエルンは同選手の買い取りに動かないとみられており、レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督も彼を戦力として計算していないと噂されている。ハメスの代理人は移籍先を模索しているようだ。そこで今回は、ハメス・ロドリゲスの移籍先候補となるポテンシャルを持った3つのクラブをご紹介する。
アトレティコ・マドリード
今夏に多くの主力選手がチームを離れることになるアトレティコ。特に攻撃面での戦力ダウンは避けられないだろう。前線からチームを支えていたアントワーヌ・グリーズマンの退団は、クラブにとって致命的な一打になりかねない。少しでも穴を埋められる選手が必要だ。
ハメスはアトレティコにとって1つの選択肢になるだろう。カウンターが攻撃の主体となっても、彼のパス能力やビジョンは存分に活かされるはずだ。ハメスはマドリードに家を持っており、プライベート面でも問題はないはずだ。ネックになるとすれば、ライバルクラブへの移籍になるという手点だろう。
ユベントス
マッシミリアーノ・アッレグリ監督の退団が決まっているユベントスは、この夏に多くの変化が起こるだろう。中盤の再編もその一つだ。すでにアーロン・ラムジーの獲得を決めている。ミラレム・ピアニッチ依存が著しい中盤の改善は、CL制覇を目指すユベントスにとって欠かせない。
そこでハメス・ロドリゲスだ。クリスティアーノ・ロナウドとマドリードでともにプレーし、お互いをどのように補完しあえば良いかをよく理解している。また、代理人のジョルジュ・メンデス氏とユベントスとの関係性も良い。移籍に障害は少ないはずだ。
アーセナル
ラムジーがユベントスに移籍することで、難しくなるのがアーセナルだ。今シーズンは攻撃の最後の1/3で、彼のアイディアを頼りにしてきた。シーズン終盤までポテンシャルを発揮できなかったメスト・エジルのことを考えると、攻撃にクオリティを与えることのできる選手は喉から手が出るほど欲しいはずだ。
また、ハメスはピエール=エメリク・オーバメヤン、アレクサンドル・ラカゼットに次ぐ、アーセナルの3人目のストライカーになることもできる。マンチェスター・シティやリバプール、トッテナム・ホットスパーといった成功を収めたクラブは、それぞれが複数人のストライカーを抱えている。アーセナルにはその役割を担う確固とした選手がいない。
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