プレミアリーグ

来季はどうなる?期限付き移籍で活躍する6名の選手

間も無くプレミアリーグはシーズン終了を迎える。夏の移籍市場に向けて、各クラブは準備を進めていることだろう。そこで今回は、移籍市場における注目ポイントの一つである「期限付き移籍」に焦点を当てたい。『sportskeeda』が特集したプレミアリーグで期限付き移籍選手としてプレーしている6人選手をご紹介する。


ユーリ・ティーレマンス

期限付き移籍先:レスター・シティ

期限付き移籍元:モナコ

欧州で最も人気のある若手選手の一人となったティーレマンスは、2017年に2500万ユーロでモナコへ完全移籍。今年の冬の移籍市場でレスター・シティへ期限付き移籍で加入すると、ブレンダン・ロジャース監督の信頼を掴み、定位置を確保している。クラブも完全移籍での獲得を目指しているとみられ、ロジャース監督も「クラブはきっと彼を獲得するために出来ることを全てやってくれるはずだ」とコメントしている。


クル・ズマ

期限付き移籍先:エバートン

期限付き移籍元:チェルシー

シーズン後半に入り、エバートンが復活を遂げた一つに要因がクル・ズマの存在だ。マルコ・シルバ監督はバーンリー戦の試合後に「クル(ズマ)とアンドレ(ゴメス)は高いクォリティを持った選手だ。我々のファンは彼らを愛している」と手放しで称賛。しかし、来季の契約については「我々の手に委ねられた問題ではないんだ。彼らは所属元のクラブがある」と、来季以降の残留を希望しながらも、不確定であることを明かしていた。


アンドレ・ゴメス

期限付き移籍先:エバートン

期限付き移籍元:バルセロナ

ズマと同じくエバートンで活躍を見せているアンドレ・ゴメス。今季序盤は怪我の影響で出場機会を得られなかったが、シーズンの経過とともに徐々にパフォーマンスを高めている。マルコ・シウバ監督は完全移籍での獲得を望んでいるが、今回の期限付き移籍には買い取りオプションが付帯しておらず、再び移籍金を払わなくてはならない。アンドレ・ゴメスの獲得には、エバートンだけでなくトッテナムなどの他クラブも獲得に興味を示しているとされ、完全移籍での獲得は容易ではないようだ。


ビクトル・カマラサ

期限付き移籍先:カーディフ・シティ

期限付き移籍元:レアル・ベティス

プレミアリーグの掘り出し物として注目を集めているビクトル・カマラサ。31試合出場で5ゴール、4アシストと結果を残している。この活躍により、評価は急上昇。トッテナム・ホットスパー、レスター・シティ、ウェストハム・ユナイテッドなど、上位、中位クラブが獲得に興味を示しているようだ。


レアンデル・デンドンケル

期限付き移籍先:ウルバーハンプトン・ワンダラーズ

期限付き移籍元:アンデルレヒト

夏にアンデルレヒトからウルバーハンプトンに加入したが、シーズン序盤は出場機会を得られずにメンバー外の日々が続いた。しかし、ヌーノ・エスピーリト・サント監督が、システムを3-4-3から3-5-2に変更すると、デンドンケルはポジションを確保。いまやチームに欠かせない存在となった。来季以降の去就は不明だが、ウルバーハンプトンは完全移籍での獲得に動くはずだ。


サロモン・ロンドン

期限付き移籍先:ニューカッスル・ユナイテッド

期限付き移籍元:ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン

武藤嘉紀と同じく昨夏の移籍市場でニューカッスルに加入したサロモン・ロンドン。シーズン序盤は武藤と2トップを組んでいたが、チームの不振に伴い3-4-2-1に移行。持ち前のフィジカル能力の高さを遺憾なく発揮し、ワントップとして絶対的な存在となった。本人は残留を希望していると報じられており、来季もニューカッスルでプレーすることになるはずだ。