ミランは現地時間28日に行われたセリエA第34節・トリノ戦の結果を受けてジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任する可能性があるようだ。同日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。
ミランは年明け以降、3月中旬まで公式戦無敗を維持するなど好調だったが、3月17日に行われたインテルとのミラノダービーで敗れて以降、結果が伴わない時期を過ごしている。
また今月24日に行われたコッパ・イタリア準決勝2ndレグ・ラツィオ戦では敵地で0-1と敗れ、2試合で1分1敗となりカップ戦敗退となっており、翌日にはレオナルドSD(スポーツディレクター)ら首脳陣がガットゥーゾ監督とトレーニンググラウンドで話し込んでいたと伝えられていた。
そして迎えたトリノ戦でも後半に2失点を喫し、0-2と敗戦。試合後にはクラブ首脳陣がガットゥーゾ監督の処遇について90分以上に渡り緊急会議を行うなど、緊迫した雰囲気になっていたようだ。
なおミランはこの一戦で敗れたことにより、勝ち点56で暫定7位となっており、来季欧州カップ戦出場圏外に転落している。また来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できない場合には、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定遵守により、主力の放出に踏み切らざるを得ない状況に陥ると周囲で取りざたされている。
来季欧州カップ戦出場権争いの直接のライバルであるトリノに敗れたことにより、首脳陣は焦りの色を隠せないようだ。
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