どんな名選手であっても引退の時は訪れる。今年も偉大な名プレイヤーたちがユニフォームを脱ぐのであろう。世代の移り変わりを見るというのは、なんとも感傷的になるものだ。今回は、今季限りでの現役引退を表明している名選手第1弾をご紹介したい。
ロビン・ファン・ペルシ
オランダ代表として歴代最多得点記録を更新した母国の英雄だ。アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したファン・ペルシーは、2017/2018シーズンの冬の移籍市場でプロキャリアをスタートさせた古巣フェイエノールトに復帰。クラブからは引退試合を打診されたようだが、「自分が相応しいとは思わない。そして、さらに6か月トレーニングを積まないといけないし、スケジュール調整や対戦相手もみつけないといけない」と丁重に断りを入れたと報じられている。
アンドレア・バルツァッリ
元イタリア代表DFバルツァッリも今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ。ボルフスブルクでは長谷部誠とともにブンデスリーガ制覇を達成し、2011年に加入したユベントスでは鉄壁の守備陣を形成し前人未到のセリエA8連覇に大きく貢献した。今年の怪我が引退を考えるきっかけになったと述べている。
ペトル・チェフ
ヘッドギアがトレードマークの名GKも今季限りで引退する。2004年にレンヌからチェルシーへ移籍すると、2011/2012シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ制覇を達成するなど、世界屈指の守護神として活躍した。2015年からアーセナルへ移籍した後も、さすがのプレーを披露し続けていた。今年1月に自身のSNSで「最初にプロ契約を結んでから今年で20年が経った。今シーズン限りで引退する」と発表した。
ティム・ケーヒル
日本代表が何度も苦しめられたオーストラリア代表のスターが今季限りで現役引退した。今季は6ヶ月間、インドのジャムシェードプルに在籍していたが、3月31日の契約満了をもって現役の引退を表明。「サッカー選手としてはもう年寄りだ。インドで最高の6ヶ月間を過ごすことができたよ」と語っている。
ティム・ハワード
エバートンのレジェンドGKも今季限りで現役生活に幕を閉じる。2006年に加入したエバートンで長きにわたって守護神を務め、プレミアリーグ通算354試合出場を果たした。これはクラブ歴代最多出場記録だ。エバートン退団後は、MLS(メジャーリーグ・サッカー)のコロラド・ラピッズでプレーを続けていたが、今季限りで現役を引退することを表明している。
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