アトレティコ・マドリード バルセロナ

バルサ会長、グリーズマン今夏獲得の可能性への言及避ける 「他クラブの選手について話さない」

アトレティコ・マドリードのアントワーヌ・グリーズマン 写真提供:Getty Images

 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長はアトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの今夏獲得の可能性について言及を避けているようだ。現地時間7日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 グリーズマンの去就を巡っては、昨夏にバルセロナが獲得間近に迫ったものの、ワールドカップ・ロシア大会開催直前に同選手がアトレティコ残留を明言しており、同クラブとの契約期間を2023年夏まで延長している。

 しかしグリーズマンの去就を巡っては、アトレティコがチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16でユベントス相手に2ndレグで黒星を喫し敗退。さらに今月6日に行われたラ・リーガ第32節ではバルセロナとの直接対決で敗れており今季無冠がほぼ確実となっていることから、タイトルを獲得できるクラブへ移籍する可能性が周囲で取りざたされている。

 バルセロナ移籍の可能性が再燃する中、アトレティコのエンリケ・セレソ会長は今月はじめに「グリーズマンにこの夏クラブを離れるチャンスはない。彼は1000%ここに残る」と語っており、移籍を容認しない構えを見せている。

 一方、バルセロナのバルトメウ会長はメディアインタビューにおいて「バルセロナでは、我々は選手個人のことについて話さないし、他クラブの選手については絶対に話さない」

 「多くの選手の名前が出回っているが、我々はラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイに集中しなければならない」と話すにとどまっており、グリーズマンについて一切語らなかった。

 昨夏に続きグリーズマンの周囲が騒がしいが、両クラブは今シーズン終了後にどのような動きを見せるのだろうか。