チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、マンチェスター・ユナイテッド対バルセロナの大一番が、あと5日に迫っている。世界的な人気を誇るクラブ同士の大注目の一戦だ。今回は、2000年以降に両クラブでプレーした選手たちをご紹介する。
ヘンリク・ラーション
2004年にセルティックからバルセロナに加入したラーション。CLの優勝やラ・リーガのタイトル獲得に貢献した。59試合で19ゴールを挙げる活躍を見せている。2005/2006シーズンのCL決勝では2アシストの大活躍。優勝の立役者となった。
そのラーションは2007年にマンチェスター・ユナイテッドにレンタルで加入。彼にとって充実していたシーズンではなかったかもしれないが、13試合で3ゴールを挙げ、ウェイン・ルーニーやクリスティアーノ・ロナウド、ライアン・ギグスとともにプレミアリーグのタイトルを獲得した。
ジェラール・ピケ
バルセロナの下部組織から2004年にユナイテッドに引き抜かれたピケ。トップチームデビューも同年に飾っている。出場機会には恵まれなかったが、2005年に4年契約を締結。サイドバックとして起用されることもあった。
そのピケは2008年にバルセロナに復帰。以降、評価をぐんぐんと上げ、スペイン屈指のCBへと進化していった。487試合に出場し、3つのCLタイトル獲得に貢献している。
ビクトル・バルデス
バルセロナ下部組織出身のバルデスは2000年代後半から2010年代初頭の黄金期を支えたゴールキーパーだ。3つのCLタイトルと5つのラ・リーガタイトルを獲得している。過小評価気味な選手だったが、12シーズンで535試合に出場している。
2014年にバルセロナとの契約を満了したバルデスは恩師であるルイ・ファン・ハールが率いるユナイテッドに加入。ただ、U-21チームでのプレーを拒否したことにより不和が生まれ、わずか半年で退団することとなった。
ズラタン・イブラヒモビッチ
インテル残留が濃厚視されていたイブラヒモビッチだったが、サミュエル・エトーとの金銭プラストレードという形で2009年にバルセロナに加入した。移籍後はラ・リーガ初挑戦を感じさせないプレーでゴールを重ね続けた。しかし、ジョゼップ・グアルディオラ監督との確執もあり1シーズンでクラブを離れている。
ミラン、パリ・サンジェルマンを経て、イブラヒモビッチは35歳という年齢でユナイテッドに加入する。年齢を感じさせないプレーでゴールを量産したが、前十字靭帯損傷の大けがに見舞われ、ユナイテッドではリハビリ生活が続いた。そして、2018年3月に契約解除が発表されている。
アレクシス・サンチェス
ウディネーゼで頭角を現したサンチェスは2011年7月にバルセロナに加入。バルセロナ史上初となるチリ人選手が誕生した。加入から2シーズンは負傷などもあり、なかなか出場機会には恵まれなかったが、3シーズン目からはチーム内での序列を上げ、主力選手として活躍。54試合で21得点の活躍を見せている。
その後アーセナルに加入したサンチェスはヘンリク・ムヒタリアンとのトレードという形でユナイテッドに加入。多くの名選手が背負ってきた背番号「7」を任された。ただ、これまでのところかつてのような輝きを見せる機会は少ない。本来のパフォーマンスに期待だ。
コメントランキング