2018/2019シーズンも佳境を迎え、各クラブがそれぞれの目標達成に向けて、最後の努力を行っている。トロフィーの獲得を目指すクラブ、1部残留を目指すクラブ、その目標は様々だ。ただ、中には当初の目標よりもはるかに素晴らしい結果でシーズンを終えようとしているクラブも少なくない。今回は、サポーターに嬉しい驚きを与えている5つのクラブをご紹介する。
リール
今シーズンのリーグ・アンでオリンピック・リヨンやオリンピック・マルセイユといった強豪クラブを抑え、2位に立っている。1位パリ・サンジェルマンとは勝ち点20差をつけられているとはいえ、素晴らしいシーズンを過ごしていると言えるだろう。
彼らは昨シーズン降格争いに参加していたクラブだ。中でも二コラ・ペペの貢献度は高く、18得点、9アシストとチームを引っ張っている。来シーズンのビッグクラブ移籍の可能性は高いだろう。彼らは素晴らしい結果を、魅力的なプレースタイルでつかみ取った。サポーターにとっては嬉しいサプライズだ。
デポルティーボ・アラベス
3年前まで、アラベスはラ・リーガの2部でコルドバやレアル・オビエドといったクラブと戦いを繰り広げていた。しかし、2015/1016シーズンを1位で終え、2016/2017シーズンから1部で戦いを続けている。しかし、やはり1部での戦いは激しく、降格は避けてきたが1年目は9位、2年目は14位と苦しい戦いを続けている。
ただ、今シーズンの彼らは下馬評を覆す戦いぶりを見せている。レアル・マドリードへの勝利など、サポーターに驚きを与え現在は勝ち点44で7位につけている。チャンピオンズリーグ(CL)への切符を手にする4位ヘタフェとの勝ち点差はわずかに3だ。CL出場も夢ではなくなっている。
ヘタフェ
アラベス同様2部から昇格して間もないヘタフェ。彼らは昨シーズンに1部昇格を果たしたばかりだ。もちろん、彼らはアラベスと違い1部での経験は長い。ただ、30節を終えて、誰が彼らが4位に立っていると予想できただろうか。
バレンシアやビジャレアル、セビージャといった実力のあるクラブと互角以上の戦いを見せ、必要以上に勝ち点を失うことは避けてきた結果だ。クラブ史上初のトップ4フィニッシュが現実味を帯びてきている。
ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ
今シーズンのプレミアリーグで旋風を巻き起こしているのがウルブスだ。プレミアリーグ昇格1年目だが、32節を終えて勝ち点47を稼ぎ、7位につけている。トップ6のすぐ下だ。
フラムなど、昇格1年目のクラブが今シーズンに向けて獲得した選手の活躍に恵まれない中、ウルブスの補強は成功している。ディオゴ・ジョッタ、ルイ・パトリシオ、ウィリー・ボリ―、ラウル・ヒメネスなど、新戦力がそれぞれの仕事を全うしている。6位のマンチェスター・ユナイテッドと勝ち点14差はついているものの、彼らの強さは本物だ。
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