世界有数の優秀な育成機関として知られるリバプールの下部組織。ロビー・ファウラーやスティーブン・ジェラード、現在トップチームで活躍するトレント・アレクサンダー・アーノルドまで数多くの選手を育て上げてきた。そこで今回は、リバプールの下部組織で育ち、現在は他のクラブで活躍している選手たちをご紹介したい。
ラヒーム・スターリング
現所属:マンチェスター・シティ
リバプールの下部組織で育ち、トップチームで95試合に出場。チームの主力に定着し、将来を嘱望される存在であった。しかし、2015年にリバプールの新契約提示を拒否して、マンチェスター・シティへ移籍。移籍直前にはプレシーズンツアーへの参加を拒否し、練習を病欠していたことが報じられ、大きな批判を浴びた。
マンチェスター・シティ移籍後もハイパフォーマンスを披露しており、ジョゼップ・グアルディオラ監督就任によって、選手としてさらなる成長を遂げている。
スソ
現所属:ミラン
スペインのカディスに所属していたスソだが、2010年にリバプールの下部組織へ移籍。2012年にはトップチームデビューを飾った。
しかし、リバプールの分厚い選手層に阻まれ出場機会を得られず、母国のアルメリアへ期限付き移籍で加入。2015年にはミランへと完全移籍で加入した。ジェノアでの武者修行を経て、2016年にミランへ復帰すると主力選手として活躍。2017年にはスペイン代表に初招集されるなど、世界的選手へと成長を遂げた。
ミケル・サン・ホセ
現所属:アスレティック・ビルバオ
バスク出身のミケル・サン・ホセもリバプールの下部組織に在籍していた。2007年にUEFA U-19欧州選手権で優勝に貢献すると、リバプールへ移籍。主にリザーブチームで約3年間プレーした。
2009年にアスレティックへ復帰を果たすと主力選手に定着。以来、センターバック、ボランチとして370試合以上に出場している。
マーティン・ケリー
現所属:クリスタル・パレス
2009/2010シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでトップチームデビュー。出場機会は限られていたが、着実に実力を伸ばし、2012年にはイングランド代表に初招集された。
しかし、試合ごとにパフォーマンスが異なる不安定さからポジション確保に至らず、2014年にクリスタル・パレスへ移籍。2012年以来、イングランド代表からは遠ざかっている。
ジョーダン・アイブ
現所属:ボーンマス
2012年にウィコム・ワンダラーズからリバプールの下部組織へ加入。ブレンダン・ロジャーズ監督に才能を高く評価され、将来を嘱望された。しかし、トップチームの分厚い選手層に阻まれ、出場機会を得られず。2016年にボーンマスへ完全移籍を果たした。今季からボーンマスで背番号10を背負っている。
ジョン・フラナガン
現所属:レンジャーズ
2011年にトップチームデビューを果たすと、2013/2014シーズンには主力に定着。イングランド代表デビューも飾った。しかし、2014年に膝を負傷し、約2年間の離脱。昨夏の移籍市場でリバプール退団が決まった。
現在はリバプール下部組織の先輩、スティーブン・ジェラード監督が率いるレンジャーズでプレーしている。
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