
ラ・リーガのタイトルをほぼ手中に収め、チャンピオンズリーグでもベスト8進出を決めたバルセロナ。今シーズンはこれまでのところ順調と言えるだろう。ただ、ライバルのレアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン氏を新監督に据えて、来夏の大幅な補強はほぼ間違いないとみられている。そこで今回は、レアル・マドリードの大復活に備えて、バルセロナが今夏に獲得すべき3選手をご紹介する。

マタイス・デ・リフト
クラブ:アヤックス・アムステルダム
すでにバルセロナのDNAの片鱗を見せるデ・リフトを、バルセロナが見逃す手はないだろう。90%を超えるパス成率は、91.1%のジェラール・ピケと比べても遜色ない。守備能力や、若手選手とは思えない経験に裏打ちされたプレー最終ラインの統率能力は周知の通り。32歳を迎えたピケの理想的な後釜と言えるだろう。現在19歳、最低でも10年はCBに困らなくなる。

フェルランド・メンディ
クラブ:オリンピック・リヨン
現在のバルセロナには、ジョルディ・アルバの明確なバックアッパーがいない。彼が欠場すれば、クオリティを大きく落とすことになる。そのバックアッパー候補にもってこいなのが、フェルランド・メンディだ。メンディはアルバのように高い攻撃性能を誇り、パスセンスも高い。1試合平均で1.4回のキーパスを記録している。アルバの1.5回には届かないが、かなりの高水準だ。アルバとの明確な違いがるとすれば、ラストパスの精度。ただ、現在23歳で成長の余地は大いにある。アルバよりもドリブルの推進力はあり、1試合平均1.7回のドリブルを成功させている。『マルカ』はバルセロナのメインターゲットとメンディを報じている。

ルカ・ヨビッチ
リオネル・メッシがいずれバルセロナからいなくなるという事実だけではなく、ルイス・スアレスが32歳になったという現実にも目を向けなければいけない。そして、バルセロナにはクオリティを維持できるだけのバックアッパーはいない。そこでルカ・ヨビッチだ。バルセロナはアイントラハト・フランクフルト対インテルの一戦に、エリック・アビダル氏を送り込み、視察したとみられているが、正しい動きと言えるだろう。得点力だけでなく、周囲の選手を活かすプレーはルイス・スアレスに通じるものがある。
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