レアル・マドリードはサンティアゴ・ソラーリ監督の後任としてジネディーヌ・ジダン氏の再招へいを狙っているものの、イギリスメディア『BBC』が現地時間6日、同氏がこれを拒否していると報じている。
レアル・マドリードは先週なかばに行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝2ndレグ・バルセロナ戦で0-3と敗れ、カップ戦タイトル獲得の道が断たれると、週末のラ・リーガ第26節・バルセロナ戦でも0-1と敗れ、リーグタイトル獲得も絶望的になる。
そして5日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグ・アヤックス戦では1stレグで2-1と勝利していたにも関わらず、ホームで1-4と敗れたことにより、ベスト16での敗退が決定。1週間のうちにほぼすべてのタイトルを失うという結果となっている。
ソラーリ監督はアヤックス戦後に今後もマドリードで指揮を執る意思を明言しているものの、マドリード首脳陣は同監督の解任を検討している模様。そして後任として昨季までクラブにCL3連覇をもたらしたジダン氏の復帰を狙っていると伝えられている。
しかしかつて同クラブで会長を務めていたラモン・カルデロン氏は『BBC』の番組において「今朝、ジダンに対して会長から復帰の打診があったことは私も知っている。ただ彼は現時点での復帰を拒否している」と両者の間で直接やり取りがあったことを明かしている。
ただ同氏は「彼は6月に復帰する可能性についてまだ結論を出していない」とも語っており、ジダン氏の去就が依然として不透明であることにも言及している。
なおスペインの複数メディアが伝えるところによると、ジダン氏のほかに、今季途中でマンチェスター・ユナイテッドの指揮官を解任され現在はフリーとなっているジョゼ・モウリーニョ氏も後任候補にあがっている。
CL敗退により一時代の終焉を迎えたマドリードであるが、今後は監督人事を巡って、周囲では様々な議論が巻き起こることだろう。
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