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インテル過激サポーター、またもやセネガル代表クリバリに口撃 「差別を気にしない」

 インテルのサポーターがまたもやナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリに“口撃”しているようだ。現地時間3日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 インテルは昨年12月26日にホームのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われたセリエA第18節・ナポリ戦で一部のサポーターが同選手に対して人種差別チャントを浴びせたことが大きな問題となっていた。

 これを受けてイタリアサッカー連盟(FIGC)は同クラブに対してホームでの2試合を無観客で行うよう処分を下しており、インテル側もこれを受け入れていた。

 その後、セリエA第22節・ボローニャ戦が現地時間3日に行われたが、この試合に向けてインテルのウルトラスは「我々は差別することについて気にすることはない。我々は味方の選手たちを応援するためにスタジアムに行く」

 「我々にとってクリバリはちっぽけな男だ。自分自身の良心を明確にするために訴えているだけだ。もし彼の肌の色が白や黄色、青であっても、我々は同じような振る舞いを彼に対して見せていただろう」と声明を発表している。

 選手に対する差別が今でも根深く残っているイタリアにおいて、今回の問題はさらに混迷を深めることだろう。