
イラン代表のカルロス・ケイロス監督 写真提供:GettyImages
イラン代表のカルロス・ケイロス監督はアジアカップ準決勝・日本戦での敗戦を受けて退任する意向を明かしている。
かつてマンチェスター・ユナイテッドでアレックス・ファーガソン監督のアシスタントコーチを務めていたケイロスは、2011年4月よりイラン代表指揮官に就任。日本と並びアジアの強豪として知られていた同国代表を2014年のワールドカップ・ブラジル大会に導いていた。
その後もロシアワールドカップで本大会出場を果たすと、自身の母国であるポルトガル代表と1-1のドローに持ち込むなど、グループステージ敗退に終わったものの健闘していた。
そして今年のアジアカップでは日本代表とともにアジアカップ優勝候補に謳われていた。準々決勝の中国戦での完勝劇もあり、日本代表サイドも警戒心をあらわにしていたが、その日本との一戦では3失点を喫して準決勝敗退という結果に終わった。
試合後の会見でケイロス監督は「私にとって今日最も重要なことは素晴らしいイラン代表チームとの冒険を誇りに思っていることだ。彼らは決勝進出に値した」と選手たちを称えると「このチームを8年間率いてきたことに対する感謝をイラン代表のファンに対して伝える時がやって来た」と監督退任を示唆するコメントを残している。
なおイラン代表は2011年のアジアカップでも準決勝で準々決勝でイラクと対戦しPK戦の末に敗退。今大会と併せて1976年の自国開以来となる優勝とはならなかった。
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