ニース マルセイユ

バロテッリが酒井宏樹の同僚に。マルセイユが半年間の短期契約締結決定的に

 ニースのFWマリオ・バロテッリは日本代表DF酒井宏樹が所属するオリンピック・マルセイユへの加入が決定的となっているようだ。現地時間22日、フランスメディア『RMC Sport』やイタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。

 バロテッリは昨夏にニースを離れる可能性が高まっていたものの、最終的には残留を決断。しかしチーム合流時に体重の増加をはじめ体調管理不足を露呈し周囲から批判を浴びていた。

 また今季はここまで公式戦10試合の出場にとどまっており、わずか1ゴールと低調なパフォーマンスに終わっている。そしてパトリック・ビエラ監督との関係性は悪化の一途をたどり、クラブ首脳陣は今季終了後に満了を迎える契約期間を延長しない方針を示していた。

 同選手の去就を巡っては、マルセイユ行きが有力視されていたものの、1月にフランス国内カップ戦で4部のアマチュアクラブに敗れたことを受けてリュディ・ガルシア監督解任の可能性が浮上していたこともあり、一時期は立ち消えとなっていた。

 しかしポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテクの放出が決定的となっているジェノアやウェストハム・ユナイテッドなども関心を示していると伝えられる中、ガルシア監督が指揮しているマルセイユ加入がほぼ決定したようだ。

 なおバロテッリは同クラブと今年6月までの短期契約を結ぶ見込みとなっている。前半戦で不調に終わった同選手はクラブを変えて巻き返しを図ることになりそうだ。