
マウリツィオ・サッリ監督を招聘し、今シーズン前半戦をチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位で折り返したチェルシー。今冬の移籍市場ではクリスティアン・プリシッチを獲得し、来シーズンからチームに合流する。しかし、即戦力の獲得には至っていない。今回は冬の移籍市場で獲得すべき5選手をご紹介する、

マウロ・イカルディ
クラブ:インテル
チェルシーサポーターの多くが信頼できるストライカーの獲得を願っているはずだ。アルバロ・モラタとオリビエ・ジルーも自身の特性を活かして何とかチームにフィットしようと試みているが、チャンピオンズリーグ(CL)出場を目指すチームにとって、やや信頼感に欠けている。信頼感という面でイカルディに勝るFWは少ない。90分間消えていても、試合終了間際になぜか彼は点を取っている。イカルディの獲得には多くの困難があるだろう。ただ、彼には現実的な金額の契約解除条項がインテルとの間で結ばれており、彼の代理人はワンダ・イカルディだ。納得のいくオファーがあれば、移籍に傾くはずだ。

エディンソン・カバーニ
クラブ:パリ・サンジェルマン
31歳のカバーニだが、彼が今でも世界最高クラスのストライカーであることを忘れてはいけない。高年齢は悪いことではない。前ページで紹介したイカルディよりも、移籍金は抑えられるはずだ。すでに、カバーニ獲得のための資金を用意したとされているチェルシー。彼を獲得できれば大きい。フィニッシャーとしても、コンダクターとしても振舞える彼は、チェルシーの攻撃をより魅力的かつ強力なものにするだろう。

サンドロ・トナーリ
クラブ:ブレシア
ピルロの再来との呼び声高いトナーリへの関心を、チェルシーは隠していない。彼を獲得できれば、ジョルジ―ニョの素晴らしいバックアッパーとなれるだろう。彼の司令塔としての才能はマウリツィオ・サッリも高く評価するところだ。多少のマネーゲームには強気の姿勢を見せるべきだ。

エルセイド・ヒサイ
クラブ:ナポリ
マルコス・アロンソとセザル・アスピリクエタは間違いなく素晴らしい選手だ。ただ、チェルシーサポーターの求める高い理想には今一つ届いていない。疲労の影響もあるかもしれない。M・アロンソは1列高い位置で真価を発揮することも影響しているだろう。そこで、サッリの教え子であるヒサイをお勧めしたい。RBでもLBでもプレーできる柔軟性を持つ彼がいれば、前述した2選手が休養を取ってもクオリティを維持できる。ナポリにはケビン・マルキュイや二コラ・マクシモビッチ(オプション起用。攻撃時はほとんど3バック)という代替選手がいるため放出に動く可能性も十分にあるはずだ。

トルガン・アザール
クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ
現在のチェルシーの課題の1つにエデン・アザールの引き留めがある。その引き留めのためにも弟であるトルガンの獲得は有効だ。過去にはミランがジャンルイジ・ドンナルンマを引き留めるために、兄のアントニオを獲得した。結果としてドンナルンマは残留している。もちろんトルガンの価値はそれだけではない。彼は自身がゴールを奪えるウィンガーであることを証明した。今シーズンは12ゴール、7アシストの大活躍だ。チェルシーにはストライカーだけではなく、ゴールを奪えるウィンガーも必要だ。
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