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ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ最終節ミラン対オリンピアコス戦が日本時間14日早朝に迫っている。混戦模様のグループFはミランとオリンピアコスにグループステージ敗退の可能性が残されており、最終節の注目度は高い。今回は、その両者の戦いにおけるポイントをご紹介する。
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現状のおさらい
ミランがグループステージを敗退するのはオリンピアコスに負けた場合のみ。オリンピアコスが勝利した場合、両者の勝ち点は10で並び規定に従って順位が決められる。
1. 該当チーム同士の直接対決における勝点
2. 該当チーム同士の直接対決における総得点
3. 該当チーム同士の直接対決におけるアウェイゴール数
4. 全試合の得失点差
5. グループリーグにおける総得点
6. UEFAランキングの上位の国と地域
この条件に照らし合わせると、オリンピアコスがグループステージを突破するにはミランに無失点で2点以上を取って勝利するか、4点以上を取った上で2点差で勝利の2パターンのみ。仮に3-1でオリンピアコスが勝利した場合は6番目の規定により、ミランの勝ち抜けが決定する。オリンピアコスにとっては非常に難しい戦いとなるだろう。
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チーム内状況
オリンピアコスの主な負傷者がアハメド・ハッサン・マグブ1人なのに対して、ミランは主力級の選手に数多くのケガ人を抱えている。ジャコモ・ボナベントゥーラ、ルーカス・ビリア、マッティア・カルダラ、マテオ・ムサッキオなどを欠くミランは、ここ1ヵ月ほどであらゆるプランを練っているが、どれも100%信頼に足るものとは言えない状況だ。アレッシオ・ロマニョーリはフィットネスを取り戻しているが、スタートで起用されることはないだろう。
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直近5試合戦績
オリンピアコス:分勝負勝分
ミラン:負分勝勝分
両者ともに2勝2分1敗と、好調とは言いにくい。ミランの2勝はELでのデュドランジュ戦とセリエAでのパルマ戦。格下と呼ばれるクラブには、序盤以降しっかりと勝ち点を拾えている傾向だ。オリンピアコスは攻撃力に比べて守備力が目立っている。ミランが合計で4失点したベティスに対して1失点でしのいでいる点もそれを証明しているだろう。
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争点
両者ともにグループステージ突破が決まっていないことから、フルメンバーで挑む可能性が高いだろう。ここ4試合負けがなく、前半戦を3-1で勝利したミランが下馬評では有利だ。ミランとしては是が非でも、早めに得点が欲しい。1点を取った時点でオリンピアコスは4点が必要になる。イニャツィオ・アバーテとクリスティアン・サパタの最終ラインに不安が多かったとしても、オリンピアコスが4点を奪うのは難しいはずだ。オリンピアコスとしては得点を奪わなければいけないが、攻守に気を遣わなければいけないという非常に難しい試合となる。ただ、インタビューなどではミランの負傷が続出している最終ラインに対して一定の自信を覗かせている。
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