セリエA

わずか3ヵ月で2度目の監督交代へ。元伊代表指揮官のキエーボ監督辞任が確実に

 セリエAで第12節終了時点で最下位に沈んでいるキエーボはジャンピエロ・ベントゥーラ監督との契約解除間近に迫っているようだ。現地時間12日、イタリアメディア『トゥットメルカート・ウェブ』がこれを伝えている。

 今夏に架空の移籍金を計上していたことにより、勝ち点3のはく奪という厳罰を受けたキエーボはここまでのリーグ戦12試合で3分9敗といまだに勝利をあげることができていない。

 またキエーボはかつて同クラブがセリエA初挑戦となった2001/02シーズンに上位躍進に大きく貢献し、昨季終盤から古巣を率いていたロレンツォ・ダンナ監督の解任を10月9日に発表。後任として元イタリア代表指揮官のベントゥーラ氏を招へいしていた。

 しかしベントゥーラ体制のもとでも今節のボローニャ戦で初めて勝ち点を獲得するなど、不調からの脱却を図ることはできず、ボローニャ戦後に同監督が辞意を意向を示したと伝えられている。

 現在クラブ首脳陣とベントゥーラ監督は契約解除に向けた話し合いを進めている段階にあるものとみられ、近日中に正式に監督交代が発表されるようだ。なお後任にはかつて2008年11月から2009/10シーズン終了後までキエーボを率いていたドメニコ・ディ・カルロ氏の名前があがっている。