9月下旬にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが右ひじを骨折したことはもちろん衝撃を与えたが、それ以上に負傷からまだ2週間も経っていないにも関わらず今週からトレーニングに復帰していることはフットボールファンに更なるインパクトをもたらしている。今回は今週末のリーグ戦での主な欠場者を紹介する。
ルーカス・ビリア
ポジション：MF 所属クラブ：ミラン 今節の対戦カード：対ウディネーゼ戦
中盤センターで替えの利かない存在となっているビリアは今週なかばに行われたジェノア戦のウォームアップ中に負傷。検査の結果、右ふくらはぎに問題を抱えていることが判明し、一部報道によると約2ヵ月間の離脱が予想されるようだ。またジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は同選手の代役にMFティエムエ・バカヨコを指名することとなりそうだ。
ラファエル・バラン
ポジション：DF 所属クラブ：レアル・マドリード 今節の対戦カード：対レアル・バリャドリード戦
先週末のエル・クラシコで前半終了時にベンチへ退いていたバランは、右足内転筋の負傷により約3週間ほどの離脱を余儀なくされている。今節は今季昇格組で好調を維持し、現在6位のレアル・バリャドリードであるだけに最終ラインの駒不足は暫定監督のサンティアゴ・ソラーリにとって大きな悩みとなりそうだ。
マルセロ
10月下旬のチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第3節・ビクトリア・プルゼニ戦で筋肉系トラブルを抱えたマルセロはその週末に行われたエル・クラシコに出場。しかし今週の検査の結果、右足大腿筋の負傷が判明。マドリードの攻守両面に更なる打撃を与えることとなった。
ケビン・デ・ブライネ
ポジション：MF 所属クラブ：マンチェスター・シティ 今節の対戦カード：対サウサンプトン戦
ケビン・デ・ブライネは8月中旬のトレーニング中に右ひざの靭帯を損傷したものの、10月下旬のバーンリー戦で復帰していた。ところが今週なかばに行われたカラバオカップ（イングランド・リーグカップ）ベスト16・フラム戦で今度は左ひざの靭帯を痛め、6週間ほどの戦線離脱を強いられることになるようだ。これにより、来週末に行われるマンチェスターダービーは欠場することとなる。
チアゴ・アルカンタラ
ポジション：MF 所属クラブ：バイエルン・ミュンヘン 今節の対戦カード：対フライブルク戦
中盤を支えるチアゴ・アルカンタラは今週なかばに行われたDFBポカール2回戦で危険なタックルを受け、右足首の靭帯を損傷したことにより数週間の離脱を余儀なくされるものとみられる。バイエルンは来週末に控えている首位ボルシア・ドルトムントとの「デア・クラシカー」でチアゴ・アルカンタラをはじめとする複数の主力選手を欠くこととなりそうだ。
ラジャ・ナインゴラン
ポジション：MF 所属クラブ：インテル 今節の対戦カード：対ジェノア戦
9月下旬に行われたミラノダービーでMFルーカス・ビリアと交錯した際に左足首を負傷したナインゴランだが、当初の予定通り来週なかばに行われるチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第4節・バルセロナ戦での復帰が濃厚となっているようだ。ジェノア戦には招集されているものの、負傷のリスクを抑えるために出場時間は限定される見込みだ。
リオネル・メッシ
ポジション：FW 所属クラブ：バルセロナ 今節の対戦カード：対ラージョ・バジェカーノ戦
9月下旬のセビージャ戦で右ひじを骨折したメッシは復帰まで約1ヵ月を要すると伝えられていたものの、今週に早くもトレーニングに復帰している。スペインの複数メディアの報じるところによると来週なかばのチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第3節・インテル戦での招集メンバー入りを目指すものとみられており、ひとまずラージョ戦では招集メンバー外となっている。
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