近年で最も恥辱にまみれたエル・クラシコを終えたレアル・マドリードはフレン・ロペテギの解任を発表。ロペテギはわずか14試合で監督の座を失うことになった。後任はレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)の監督を務めていたサンティアゴ・ソラーリが内部昇格という形で務めることとなった。今回はスペイン国外では知名度の高くないソラーリについて、知っておくべき5つのことをご紹介する。
銀河系の一員
2000年から2005年までマドリードに所属し、100試合以上に出場しているにも関わらず、ソラーリの知名度は低い。コパ・デル・レイ以外のすべてのタイトルを獲得したにのも関わらずだ。ロナウド、デビッド・ベッカム、ロベルト・カルロス、ジネディーヌ・ジダンという銀河系を形成する主要選手を支えてきたソラーリは、2002年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝でジダンの決勝ゴールの起点となった。
C・ロナウドよりもメッシ派
彼がアルゼンチン人であることも影響しているかもしれないが、ソラーリはクリスティアーノ・ロナウドよりもリオネル・メッシをより優れた選手だと認めている。「メッシが別のスポーツをしているため、世界最高の選手C・ロナウドだ」と語っている。スペイン紙『エル・パイス』では「メッシがゴールを記録することは、台風や稲妻、ハリケーンが自然現象の中で勝利するように、内在的なものだ」とも記している。
ソラーリのレアル監督期間は短い
ソラーリと同じようなルートでマドリードの監督に就任したのがジネディーヌ・ジダンだ。しかし、ソラーリのマドリード監督としてのキャリアはジダンのように長続きしないだろう。ジダンがトップチームのコーチを務めていたのに対して、ソラーリはトップチームと初絡み。また、カスティージャでの成績も8位、11位と芳しくない。次の監督を招聘するまでの繋ぎと考えるのが自然だろう。
若手の育成に力を入れる
ソラーリはトップチームで自身に与えられる時間が長くないことを理解しているだろう。そのため、火曜日の最初のトレーニングセッションに早くも5人のユースチーム選手を招集している。ハビ・サンチェス、アドリアン・デ・ラ・フエンテ、アレックス・マルティン、セルヒオ・ロペス、フラン・ガルシアの5選手はチャンスを与えられた。彼にはジダンのように自身が望むチーム作りを進めることはできないだろう、彼ができることは、将来のために準備しておくことだ。
2002年に最もセクシーなサッカー選手に選出
2002年にソラーリはフランステレビ『Canal+』の視聴者が選ぶ、最もセクシーな選手に選出された。ソラーリは笑いながら「投票してくれた人たちに感謝するよ。不正投票だってわかってるけど。引退するときに映画業界からオファーがあるかどうかで、この投票の信憑性がわかるよ」とコメントしている。彼に映画業界からオファーがあったという話は聞かない。ということは?
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