セリエA ミラン

イブラ、今冬ミランへの電撃復帰には首脳陣の提示条件を呑む必要が

 アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチのミラン電撃復帰の実現性が不透明となっているようだ。現地時間16日、イタリアメディア『calciomeracto.com』がこれを伝えている。

 イブラヒモビッチの去就を巡っては、10月に入ってイタリア紙『コリエーレ・デラ・セラ』が今冬にミランへ電撃復帰する可能性を報じており、同選手の周囲が少しずつ騒がしくなっている。

 ただ同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏は「我々はイブラについてミランと2度目の交渉のテーブルに着いたことはない。我々は複数のクラブに多くの接触を行っているが、ミランはそこに含まれていない」と電撃復帰の可能性を否定するコメントを残していた。

 イブラヒモビッチは現在ロサンゼルス・ギャラクシーで年俸130万ユーロ(約1億7000万円)しか受け取っていないものとみられるが、ミラン復帰の可能性にはこの低年俸は問題となっていない模様。

 ミランのレオナルドGM(ジェネラルマネージャー)は同選手復帰の場合でもレギュラーを確約するとこはなく、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインやFWパトリック・クトローネのバックアッパー要因として獲得する可能性があることを示唆している。

 ただイブラヒモビッチがレオナルドGMが提示する条件を呑むかどうか不透明であることから、ミランへの電撃復帰はあくまでも可能性の一つにしかすぎないという見方が広まっているようだ。