代表チーム 日本代表

【日本代表】ウルグアイ代表戦で見えた5つのポイント

16日に行われたキリンチャレンジカップ日本代表対ウルグアイ代表。森保ジャパンになってから3試合目のこの試合は、ロシアワールドカップでベスト8に入った南米の強豪と対戦し4-3で勝利した。ここでは、この試合から見えてきた5つのポイントを紹介する。


W杯組の必要性

この試合でキャプテンを務めた吉田麻也をはじめ、酒井宏樹、長友佑都、柴崎岳、大迫勇也が、W杯でプレーしたメンバーとして先発に名を連ねた。特に三浦弦太以外の3人をW杯出場メンバーでかためたDFラインは、1月に行われるアジアカップでも同じようなメンバー構成になるだろう。


東口順昭が守護神争いをリード

パナマ戦に先発した権田修一は無失点に抑え、アピールに成功した。一方でウルグアイ戦に先発した東口は3失点。GKとしては悔しさの残る内容になった。しかし相手のレベルの違いや、森保ジャパンの初陣となったコスタリカ戦に先発したことなどを考慮すれば、東口が守護神争いで一歩リードしていると言っていいだろう。この試合でも鋭い反応から決定的なセーブを記録し、ビルドアップの局面でも安定感があった。


センターフォワードの層の薄さ

この試合では大迫が印象的な活躍を見せ得点も記録したものの、ベンチに座っていた控えのCFは川又堅碁と北川航也で役不足は否めない。南野はCFを務めることもできるが、現在の起用法を考えると今後もセカンドトップのような役割を求められるだろう。大迫にポジション争いを強いるような存在が必要だ。今回怪我で離脱した杉本健勇も含めてステップアップが求められる。


新エース南野拓実

森保ジャパンの3試合全てに先発しすべての試合で得点、絶好調を維持している。セカンドトップの役割で攻撃では4-2-3-1のトップ下、守備では4-4-2の2トップの一角としてインテンシティ高くプレーし続けた。得点感覚に優れたFWは甘いマスクと泥臭いプレーもいとわない献身性で、早くも日本代表に欠かせない選手になっている。


10番中島翔哉

今のところ、このチームは中島のチームだと言ってもいいほどのインパクトを各試合で残している。この試合でも左サイドで攻撃の起点を作り、パスにシュートに多くのチャンスを創造し続けた。鋭いドリブルだけでなく、守備でもスプリントをしっかりかけられる貴重な存在。新10番として、日本代表の歴史に残る名選手に成長しそうな予感を漂わせている。