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チェルシー、ユダヤ人差別撲滅へアウシュビッツ強制収容所訪問検討か

 チェルシーが一部の人種差別的な自クラブのサポーターを更生させるため、ポーランドにあるナチスのアウシュビッツ強制収容所を訪問させるプランを検討しているようだ。英紙『ガーディアン』など複数メディアで伝えられた。

 チェルシーはロンドンに本拠地を置きユダヤ人コミュニティから支持されており、長年一部の熱狂的なサポーターが反ユダヤ的なチャントを歌うなど、人種差別的行動が度々問題になっていた。

 そして今回、チェルシーのオーナーを務めるユダヤ系ロシア人のロマン・アブラモビッチ氏がこの問題を解決するためにかつてナチスが110万人以上のユダヤ人を殺害したアウシュビッツ収容所の教育コース参加の機会を提供することを検討しているようだ。

 チェルシーのブルース・バック会長はクラブの公式ホームページで「ただファンを観戦禁止にしても、彼らの振る舞いが変わることはない。この施策は彼らに自身がこれまで何をしてきたかを顧みさせ、より良い振る舞いをしたいと思わせるチャンスを与える」と語っている。