著者:チアゴ・ボンテンポ
優勝争いは広島と川崎の一騎打ちに
2018年シーズンも佳境を迎え、優勝争いはサンフレッチェ広島が4度目の栄光を勝ち取るか、川崎フロンターレが連覇を達成するかのふたつにひとつに絞られた。両クラブは勝ち点56で首位に立っているが、主導権は川崎が握っているように見える。彼らは広島を追い抜いただけでなく、重要な時期に最高のチーム状態にある。
水曜日に湘南ベルマーレと対戦した川崎は、エースの小林悠が終盤のPKを決められず、首位広島との差を縮めることができなかった。そして日曜日には、湘南と同じように5-4-1の強固な守備を誇り、決して簡単には勝たせてくれないV・ファーレン長崎との試合に挑んだ。川崎は攻め続けたものの湘南戦と同じように何も起こらない。そんな中、指揮官の戦術変更が違いを生んだ。
普段採用している4-2-3-1ではなく、この試合では4-4-2を採用。阿部浩之をベンチに置き、知念慶を小林悠とともに先発起用、左サイドには登里享平をチョイスした。CMには中村憲剛と大島僚太を並べた布陣で、両センターフォワードが得点し、アウェイで2-1の勝利を飾った。
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