
第1節のジェノア戦が延期されたことで、ミランにとって今シーズンの開幕戦となったアウェイのナポリ戦。昨シーズン2位のチームに対して、前半のゴールと後半立ち上がりのゴールで一時は2-0と優位に立ったものの、その後3点を返され敗北。チームの問題点が浮き彫りとなった。今回は、第2節のローマ戦で注目したい5つのポイントをご紹介する。

ルーカス・ビリアのパフォーマンス
ロシアワールドカップで不調さを見せ、ナポリ戦でも復調の兆しを見せることの出来なかったビリア。ハカン・チャルハノールを欠き、レオナルド・ボヌッチがいないことでビルドアップの選択肢が1つ減ったミランにとってアンカーのポジションにかかる負担と責任は大きい。チャルハノールは戻ってくるが、ビリアがナポリ戦のようなパフォーマンスを繰り返すのであれば、同選手に信頼を置くジェンナーロ・ガットゥーゾ監督もシステムの変更を含めて起用法を考えなければいけない。リッカルド・モントリーボも構想外だ。

ハカン・チャルハノールのパフォーマンス
ビリアが不調さを見せたミラン。チャルハノールがいかに重要な存在かということが目に見えて分かった。サイド(ウィング)からのチャンスメイクが乏しく、特にサイドの高い位置からのアシスト性のボールは極端に少なかった。加入当初こそ自信の実力を発揮できなかったものの、ガットゥーゾ監督の下でその価値を高め続けるチャルハノール。新加入のゴンサロ・イグアインがゴールを重ねるためにも、同選手の存在は欠かせない。

ガットゥーゾの選択
ローマ戦でも、ナポリ戦と同じく4-1-2-3を採用するとみられているミラン。しかし、ビリアがナポリ戦と同じようなパフォーマンスであれば、システムの変更も視野に入れるべきだろう。ナポリ戦では課題の多かったバカヨコだが、2ボランチであれば可能性はある。4-2-3-1を選択し、ビルドアップの問題を解決すると同時にフランク・ケシエとバカヨコのパワー溢れる2ボランチを形成することも可能だ。

先発はマッティア・カルダラ?
ナポリ戦ではいきなりの先発とはいかなかったカルダラだが、ローマ戦ではスタメンのチャンスがあるだろう。ボヌッチがいないことでビルドアップの幅を広げることの出来るカルダラの存在がミランに重要だということは分かったし、実力者のマテオ・ムサッキオも1失点目に絡むミスなど、実力を発揮しきれていない。将来のイタリア代表の最終ラインが、ミランで存分に実力を示すかもしれない。

アバーテのスタメン復帰?
ジャンルイジ・ドンナルンマのポジショニングやセンターバックの2枚に批判が集まったナポリ戦のミランだが、右サイドバックのダビデ・カラブリアのポジショニングも疑問が残るものだった。全体的に高い位置を取り過ぎていたし、カットインしていくロレンツォ・インシーニェに対しても対応とポジショニングの取り方に問題があった。全体練習でベテランのイニャツィオ・アバーテが選ばれたことも納得だ。ベテランからこれからのミランを背負う選手へ、多くのことが継承されるべきだろう。
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