レアル・マドリードとチェルシーはベルギー代表GKティボー・クルトワのマドリード移籍と、クロアチア代表MFマテオ・コバチッチのチェルシーへのレンタル移籍でクラブ間合意に達したようだ。日本時間9日未明に両クラブの公式サイトがこれを伝えている。
ワールドカップ・ロシア大会でベルギー代表を史上最高成績の3位に導く活躍を見せたクルトワの去就を巡っては、レアル・マドリードがコスタリカ代表GKケイロル・ナバスとポジション争いをできる守護神として獲得を狙っていると伝えられており、本人もマドリード移籍を望んでいた。
チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督が同選手慰留へ全力を尽くす姿勢は鮮明にしていたものの、日本時間5日深夜に行われたコミュニティ・シールドのマンチェスター・シティ戦でベンチ外となると、現地時間6日から2日連続で全体トレーニングに姿を見せていなかった。
一方コバチッチの去就を巡っては、今夏にプレミアリーグの強豪クラブがこぞって関心を示し、中でもマンチェスター・シティは7月上旬に獲得に向けてマドリードに問い合わせを行ったものの、マドリードは移籍金8000万ユーロ(約104億円)を要求する構えを見せたものとみられる。
同選手はロシアW杯後にフレン・ロペテギ監督との話し合いを行い今夏退団の意思を伝えたものの、状況が一向に変わらないことにしびれを切らしたのか、現地時間6日の全体トレーニングに姿を現していなかった。
チェルシーの公式サイトが伝えるところによると、クルトワのマドリード移籍の取引の一部として1年間のレンタルによるコバチッチの獲得が含まれるものとみられる。またクルトワはマドリードと2024年6月末までの長期契約を結ぶものとみられ、現地時間9日にもメディカルチェックを受けるようだ。
なおチェルシーはクルトワの後釜として、アスレティック・ビルバオからスペイン代表GKケパ・アリサバラガの獲得を決めている。
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