約1ヶ月前に開幕したロシアワールドカップもいよいよ佳境を迎え、日本時間11日午前3時からは準決勝の1試合目、フランス対ベルギーの一戦がキックオフされる。隣国同士の対決を制するのは1998年以来の優勝を目指すフランスか、それとも初の決勝進出を狙うベルギーか。試合の鍵を握る5つのマッチアップをご紹介しよう。
ウーゴ・ロリスVSティボ・クルトゥワ
互いと直接対決するわけではないとはいえ、GKの2人は両チームにとってキープレーヤーとなる存在だ。素晴らしい活躍でゴールに鍵を掛ける試合がある一方、時には不要なミスを犯すこともある。しかし準々決勝では、ともにチームメートが信頼を置ける守護神であることを証明している。
ラファエル・ヴァランVSロメロ・ルカク
既にその実力を証明している両者にとって、準決勝は素晴らしい試合となるだろう。ルカクは多くのゴールを決めるだけでなく、チームメートをお膳立てすることもできる。レアル・マドリードでチャンピオンズリーグを制したヴァランは、ワールドクラスのディフェンダーだ。フランスのディフェンスを破ろうとするマンチェスター・ユナイテッドのストライカーを、ヴァランはサミュエル・ユムティティとともに止めることができるだろうか。
キリアン・ムバッペVSヤン・フェルトンゲン
そのスピードとテクニックでアルゼンチン代表の守備を粉砕したラウンド16でのムバッペの活躍は素晴らしかった。しかしフェルトンゲンをはじめとする優秀な守備陣を揃えるベルギー代表を相手に、同じような活躍をすることは難しいかもしれない。トッテナムのディフェンダーは、アルゼンチンの最終ラインのどの選手よりも優れている。しかしフェルトンゲンにとっても、フランス最高の若手選手を止めるのは簡単ではない。
エンゴロ・カンテVSケビン・デ・ブライネ
ともにプレミアリーグでプレーする両者は、互いを知り尽くしている。カンテはベルギーのプレーメーカーであるデ・ブライネを封じることができれば、フランスが決勝に進出できる可能性が高い事を理解している。しかしもしそのミッションに失敗すれば、フランスはブラジルと同じ運命を辿ることになるかもしれない。
ベンジャマン・パバールVSエデン・アザール
アザールのプレーを見るのは楽しい。彼をゴールに近づけたくなれけば、ベルギーのディフェンダーは最高のパフォーマンスを見せる必要がある。パバールはこれまで素晴らしいワールドカップを過ごしており美しいゴールも決めたが、右サイドバックとして、アザールにチャンスを作らせないことは彼の仕事になる。チェルシーのアタッカーに対処しきれなかったブラジルのファグネルのようになることは避けたいところだ。
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