セリエA パルマ

4年ぶりセリエA復帰のパルマ、クレスポらがレジェンドマッチに参戦

 今季に4年ぶりとなるセリエA復帰を果たしたパルマは、現地時間23日17:00から本拠地のスタディオ・エンニオ・タルディーニで過去にパルマに所属していた選手やセリエAでプレー経験のある選手などを集めて「レジェンドマッチ」を行うようだ。16日、イタリアメディア『Calciomercato.com』がこれを伝えている。

 パルマはかつて1990年代にUEFAカップなどを制するなど、欧州主要大会でも好成績を残していたものの2000年以降は下降線を辿り、2014/15シーズンに選手やクラブスタッフへの給与未払いをはじめとする財政難による問題が表面化。シーズン終了後に破産が確定し、4部リーグ相当のセリエDへの降格が決定していた。

 その後はクラブ名を「SSDパルマ・カルチョ1913」に変更し再スタートを切ると、2シーズンでセリエBまで昇格を果たす。そして今季はセリエBでシーズン終盤まで不安定な戦いを強いられていたものの最終節でスペツィアを下し、セリエA自動昇格圏内の2位に浮上。見事3シーズン連続での昇格により、イタリアの表舞台に復帰することを決めている。

 そのパルマはセリエA復帰を記念する意味も込めて、クラブ史上初となるレジェンドマッチ開催を決定。1990年代後半の黄金期を支え、現在はクラブの副会長を務めているエルナン・クレスポ氏や現役時代にラツィオやマンチェスター・ユナイテッドにも所属していたフアン・セバスティアン・ベロン氏などがこの一戦でピッチに立つようだ。

 セリエD降格という苦難を乗り越え、再び表舞台に戻ってきたパルマだが、このレジェンドマッチを来季に向けての景気づけとしたいところだろう。