いよいよ今夜ロシアワールドカップが開幕を迎える。そこで『フットボール・トライブ・アジア』が選出した今大会注目の10選手をご紹介したい。
ティモ・ベルナー
ドイツ代表
ドイツの攻撃陣を牽引する存在になるだろう。ベルナーはミロスラフ・クローゼが過去のワールドカップで果たしたような重要な役割を期待されている。今季クラブでは23得点9アシストと好パフォーマンスを披露。ドイツの2連覇のためには彼の爆発力が必要となるだろう。
ロベルト・フィルミーノ
ブラジル代表
ブラジル代表のチッチ監督が構想するセンターフォワードの序列は、ガブリエル・ジェズスがロベルト・フィルミーノを少し上回っているだろう。ただ、今季リバプールで27得点17アシストを記録した爆発力は決勝トーナメントに挑むブラジル代表にとって不可欠な存在になってくるだろう。
ラヒーム・スターリング
イングランド代表
スターリングはどの若手選手よりも負担を背負っていると言えるだろう。マンチェスター・シティで素晴らしいシーズンを送ったにも関わらず、多くのイギリスメディアは彼の一挙手一投足に注目(批判)を示している。メディアからは「代表でクラブほどのパフォーマンスを見せられないだろう」と指摘されているが、彼はそれを覆すためにワールドカップへ挑んでいる。
ハキム・ツィエク
モロッコ代表
オランダ代表からも召集を受けたがモロッコ代表を選択。テクニカルなプレーとフリーキックが武器のMFだ。所属クラブのアヤックスでは4-3-3の右インサイドハーフを務めているが、モロッコ代表ではウイングとしてプレー。今季も34試合出場9ゴール17アシストとチャンスメイクしながら、自らも得点を奪える攻撃面で万能な選手だ。
ピオトル・ジエリンスキ
ポーランド代表
ジエリンスキには3つの大きな強みがある。1つめはウィンガーのようなプレーでチャンスメイクし、自らミドルシュートを決められる能力を持っていること。2つめは、ナポリの高次元なサッカーを体現できる、知性を備えていること。そして、3つめは守備面で高い貢献度を発揮できること。右サイドでも左サイドでもプレー可能であり、そのユーティリティ性は今季ナポリを率いたマウリツィオ・サッリ監督も高く評価していた。
ロドリゴ・ベンタンクール
ウルグアイ代表
ベンタンクールにとって初めてのワールドカップとなる。21歳ながらすでにボカ・ジュニアーズとユベントスという2大陸のトップレベルでプレー経験を持っている。ウルグアイ代表では通算7試合に出場。187cmと長身ながらエレガントなボール捌きを見せ、中盤のすべてのポジションでプレーすることが可能だ。最も適性を発揮するのは守備ラインの前の位置だ。高いボール奪取能力に加え、ダイナミズムとスタミナを備えている。パススキルは悪くはないが、ビルドアップ能力に向上の余地を残している。また、彼の得点数は多いとはいえない。
課題こそあるが、ベンタンクールはユベントスで27試合出場を果たしており、近年ユベントスで20歳の時に彼よりも多くプレーした選手は、アレッサンドロ・デル・ピエロとポール・ポグバのみ。大きな期待を背負っている選手と言えるだろう。
リュカ・エルナンデス
フランス代表
リュカ・エルナンデスは弟テオよりも先にワールドカップへ挑むこととなった。昨季はリュカにとって変化の一年だった。43試合に出場しており、これは前の3シーズンの出場数と同数。LBで26試合、CBで12試合、RBで5試合とユーティリティ性の高さを見せつけている。フィリペ・ルイスの代役としてヨーロッパリーグを制覇し、リーグ2位を死守した点も高く評価されるべきだろう。
イルビング・ロサノ
メキシコ代表
ヨーロッパで最も有望な若手選手の一人として数えられている。2017年にパチューカでCONCACAFチャンピオンズリーグを制覇。今季はPSVに移籍すると、チームをオランダリーグ制覇に導いている。
ロザノはストライカーの後ろであればどこでもプレー可能だ。PSVでは4-2-3-1のLMF、代表では4-3-3のLWFとしてプレーしている。インサイドにカットインしてゴールするプレーを好み、アレクシス・サンチェスのような低身長ながらバランスが感覚に優れるドリブルやシュートスキルを持っている。
レオン・ゴレツカ
ドイツ代表
「ネクスト・ミヒャエル・バラック」と称されることもあるゴレツカ。身長189cmの恵まれた体格を活かす術を知っており。攻守両面で貢献出来る選手だ。スピードとシュートスキルを兼ね備えている点も忘れてはいけない。ただ、唯一の欠点は頻繁に負傷する点。これが彼の成長を妨げる可能性があるということだ。
トニ・クロースやイルカイ・ギュンドアンの控えにゴレツカがいることはドイツ代表にとってとても頼もしいだろう。
アンドリュー・ナバウト
オーストラリア代表
浦和レッズでプレーするアンドリュー・ナバウトは苦労人だ。2012年10月に母国メルボルン・ビクトリーでプロデビューを飾ったものの結果を残せず。2015年にはマレーシアのヌグリ・スンビランへと移籍した。しかし、ここで腐らずに14試合で9ゴールと好成績を残し、ニューカッスル・ジェッツへと母国復帰を果たす。復帰一年目でチーム最多の8得点を挙げ、2年目には10得点7アシストと大活躍。
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