クロアチア代表 リーグ・アン

ネイマール、復帰初戦のクロアチア戦後にモドリッチからレアル加入勧誘

 レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチは日本時間3日深夜に行われたブラジル代表との親善試合後にパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールにマドリード加入への勧誘とも捉えることのできる言葉をかけていたようだ。4日、イギリス『デイリーメール』など複数メディアが報じている。

 ワールドカップ・ロシア大会に向けて行われたこの親善試合において、2月下旬から約3ヶ月に渡り右脚の怪我による戦線離脱を強いられていたネイマールは後半からピッチに立つと、69分にゴールネットを揺らし本大会に向けて順調さをアピールしている。一方、先週末にマドリードの一員として前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を成し遂げたモドリッチは先発出場し、58分にピッチを後にしている。

 もちろんピッチ内のパフォーマンスにも注目が集まった一戦となったが、それ以上に試合後の“ユニフォーム交換”における出来事にファンやメディアの視線が集中することとなる。

 2-0とブラジル代表の勝利で終え、両チームの選手たちがドレッシングルームに引き上げる際にモドリッチとネイマールは互いに自身のユニフォームにサインやメッセージを書いた上で交換しているが、ブラジルサッカー連盟(CBF)の広報カメラがこのユニフォーム交換の一幕の動画を撮影した後に、モドリッチが「我々は君のことを待っている」と一言声をかけており、この言葉が意味するものについて周囲では様々な憶測が広まっている。

 そのネイマールの去就を巡っては、かねてからマドリード移籍の噂が絶えない一方で、本人もブラジル代表の合宿中におけるインタビューにて「今僕はブラジル代表に集中している。(移籍の噂は)ナンセンスさ。コメントする価値もないね」と語るなど意に介さない姿勢を見せていた。

 しかしこのモドリッチの発言がマドリード加入への勧誘と解釈する見方が広まっており、同選手の去就に影響を与える可能性が指摘されている。果たしてネイマールはロシアW杯後にどのような決断を下すのだろうか。