30日に行われるキリンチャレンジカップ、ガーナ代表戦に臨む27人のメンバーが発表された。このガーナ戦を経てワールドカップに臨む23人の選手が31日に発表予定となっている。そこで、その当落線上にいそうな選手をピックアップし、最終メンバー入りを果たすかそれとも外れるのか、3つのポイントから分析していく。第8回の今日は植田直通をピックアップ。
クラブでのパフォーマンス
今季は所属クラブの鹿島アントラーズが不振に陥り、中断期間を11位で迎えた。14試合(ACLの影響で1試合未消化)ながら失点はすでに16。昌子源との代表コンビでリーグ7位の失点数は納得できる数字ではないだろう。
開幕直後は安定したパフォーマンスを披露していたが、チームの不振に引きずられる形で仙台戦、浦和戦、横浜FM戦ではやや不安定なプレーを見せている。
日本代表でのライバル
今回の招集メンバーでCBとしてプレー可能なのは吉田麻也、槙野智章、昌子源、遠藤航、植田直通。欧州でプレーする吉田は群を抜いた実力者であり、先発は確定。3バックの場合は長谷場誠が中央に入ることは間違いないはずだ。残る1枠のポジションをJリーガー4名で争う。
今季のJリーグだけで見れば、圧倒的に昌子が高いパフォーマンスを披露。次点に植田、槙野と続くだろう。しかしながら、CBは連携面での意思疎通が重要となるポジションだ。長年の代表歴を考慮すれば、槙野が吉田の相方としてプレーする可能性が高いだろう。
起用法
先述の通り、序列はやや下になるかもしれない。しかし、右SBとしてのオプションも考えておくべきだろう。鹿島では不動のCBであるが、ハリルホジッチ体制では右SBとして及第点のプレーを見せている。絶対的なレギュラーである酒井宏樹を外すことは考えにくいが、コンディション低下などアクシデントが起きた場合はポーランド戦で高さ対策として起用される可能性もあり得るだろう。
最終メンバー入りの可能性は?
今回DF登録された植田直通を含む7名の選手は、怪我などのアクシデントさえなければこのメンバーでW杯本戦に挑むはずだ。メンバー変更があるとすれば、西野新監督が試している3バックのシステムに全く対応出来なかった場合くらいか。最終メンバー入りの可能性は極めて高いといえる。
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