著者:チアゴ・ボンテンポ(翻訳者:土屋一平)
「日本は世界で戦いたいと言うが、必要なことを見つけると尻込みする」この強い言葉は、バヒド・ハリルホジッチ前日本代表監督の解任が発表されたときに、フィリップ・トルシエ氏の通訳を務めていたフローラン・ダバディ氏が言った言葉だ。もしもその状況がハリルホジッチ前監督の結果とパフォーマンスからかけ離れたものであるならば、ワールドカップの2ヶ月前に彼を排除することは極めて良くない。JFA(日本サッカー協会)が自ら災難を招いているようにしか見えないのだ。日本サッカーの未来を、彼らは本当に考えているのだろうかとさえ思えてしまう。今週初めに日本に到着した後、涙交じりのハリルホジッチ前監督は「ゴミ箱に捨てられたような気分だ」と述べた。しかしJFAは彼らの監督だけでなく、W杯も捨てたように見える。
昨日、ハリルホジッチ前監督は日本記者クラブで解任されたことについて、感情的な会見を行った。彼はメッセージを送ってくれた15人の選手たちと、特に槙野智章と丹羽大輝に感謝の意を表した。しかし、解任の理由とされたものについてあまり語らなかったことには、失望を感じる。会見に本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の名前は出てこなかった。「有名な」選手たちが「本来であれば」力を持ったJFAの人物たちよりも、重要な役割を担っているように見える。もしも彼らがいいパフォーマンスができなくても、何人かの選手たちは代表に呼ばれるべきかのように。競争なしで一体どのようにチームを改善しようと言うのか。
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